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年齢を気にするのは男



女性は年齢を気にするとか、女性に年齢を聞くのは失礼だとかいうけれど、そもそも年齢を気にしているのは男性。
子どもの頃から野球やサッカーをやれば学年別。
1学年違うと呼び方も話し方も変えるのが礼儀たと叩き込まれる。

1学年違うだけで敬語にするって神経質すぎでしょ。でもそれが礼儀でありマナー。スポーツは徹底的に叩き込まれる。それが部活、サークル、会社でも当然なのだ。
(部活と会社の年度割は男女ほぼ共通かな。でも大企業の終身雇用は男性がまだ多い)

一方ピアノやバレエだと、きっかり学年で分けることはない。上下2、3学年は「ちゃん」付け。

大人になって女友だちが集まると、名刺交換しない。専業主婦への配慮でもあるけれど、所属なんて関係ない。

かつてある英会話スクールで、自己紹介をするときに「〇〇会社△△部の××です」と英語で自己紹介する男性がいてびっくりしたよ。誰も仕事の話なんかしてないよ。他に言うことないの?ないんだよねーきっと。

ついでに言うと、年功序列は実力主義ではない。人材が安定的に供給されるから成り立つ。部活もこれまでそうだったのだ。だからじゅんぐりみんながリーダーになれた。それでうまく行った。

なぜこんなこと書こうか思いついたのかというと、今話題のYouTube「谷桃子バレエ団」は
やたら女性の年齢を明記する。バレリーナは夢を売る職業なのだから、年齢なんか書かなくていいし、書くべきではない。バレエを知らない男性ディレクターは気になるんだろうなぁ。

動画再生回数が増え、みなが劇場に見にきてくれるのだから、YouTubeは影響力大きい。谷桃子バレエ団はYouTubeやって今のところ大正解。

「バレエ知らない人間はダンサーの年齢が気になりますよ」ではない。年齢ではなく踊りを見てくれよ。もちろん現在は踊りを見ている視聴者が多いと思うのだけれど、だからこそ、いちいち「氏名(年齢)」をやめてほしいわ。ダンサーだけでなくスタッフも。もちろん男性も。

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