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一人ヨーロッパ旅③ Black midiとストライキ

1, パリ行きチケットキャンセル


 ロンドン三日目。ここで緊急事態発生。2-3日前からフランスで行われているデモやストライキによって私のパリ行きのユーロスターのチケットがキャンセルされた。まさかヨーロッパ名物に巻き込まれるとは。ロンドンは明後日まで滞在予定だったけど、延泊か?ドイツ?ポルトガル?などど思い巡らせているうちにすっかり昼過ぎに。とりあえず、キャンセルされたairbnb, ouigo, Eurostarはリファンドしてもらえることに。多少高くても前日までキャンセル可能な宿を取っててよかった~と思った。

2, phonica records

 せっかく旅行に来ているのに悩みすぎても仕方無いのでphonica recordsに行くことに。降りたったところはソーホーでかなり栄えていて、H&M ZARA UNIQLO 無印と軒並み揃っている。細めの路地に入るとレコード屋発見!
入った瞬間に気持ち悪いアンビエントが流れて細胞がわくわくに。エレクトロニックの中でも細かく分類されていて試聴のためのレコードプレーヤーが7個くらい並んでいた。ああこれは音楽変態のためのお店なんだとやっと自分の居場所を見つけられて嬉しい気持ちに(旅行中はひたすら自分のアイデンティティを失っている)1時間くらいディグって、中にレコードが入ってないからこれ試聴したいって言ったらipadで聞けるよって言われてかなり楽しかった。

少年が店員にレコード問い合わせてて、お目当ての者があるとわかったら
ガッツポーズしていて素敵だった
栄えていますね


3, Black midi

  なんと言ってもロンドンの一番の目的はBlack midi。言うまでもなくバチボコ来日しているけど自国で演るバンドを見ることに意味があるだろうがよ、という気持ち。場所は東ロンドン(そんな呼び方があるかは知らん)のVillage Underground

  感想は圧倒的熱量。自国だからというのももちろんあるし、最前列のblackmidi kidsはほぼモッシュみたいになっていて5-6年前の私か?と胸が熱くなった。休憩の無いつなぎと、『Hellfire』で大役を担っていたサックスの音がないのにも関わらず同じ熱量で圧巻の演奏でした。演奏の合間に最前列からどんどん水が配られて(?)いったり、演奏後無料で水が飲めたりして、脱水症状にめちゃくちゃ気を遣っていた。

もっと前いけば良かったと後悔、後悔だらけの人生
独特な形のライブハウスと思いきや

 ライヴハウスはヴィクトリア朝の家を改造し、古い地下鉄の車両を再利用したスタジオが併設されている。キャパはざっと見400だったけど調べたら720らしい。

外観はこんな感じ。夜だからわからなかったけど電車がのっかっているな、あれがスタジオ?

4, 24時間酒が買える事に感謝

 わりかしどの駅前にもあるTESCOという日本で言うコンビニ的なのに感動したのもこの日。最高なライブを見た後は酒が飲みたくなりがち、だけどどこで酒が買えるかなんて知らなかった。アルコールに厳しいカナダ(バンクーバー)では、スーパーやコンビニではアルコールは買えず、リキュールストアでしか買えない。もちろん24時間営業じゃないしましてや一人分容量の酒もあんまり売ってない(私はビールが飲めない)だけどロンドンでは
24時間!コンビニで!小さい酒が買える!
お酒弱いからコーラで割ったけど、サンドイッチも10種類くらいあってルンルン帰宅した♪

たくさん買ったblackmidiグッズとphonica recordsで買った
Hagop Tchaparianとコンビニで買ったものたち

 ついつい気持ちよくなって何度目のcall me by your nameで号泣かました。私は酒飲んで映画かドラマみて号泣するのがストレス発散の一つというキモい人種なのでそれが簡単に出来なかったカナダの留学生活は大変だったよね

これみてかなりイタリア行きへも心が動いた

明日はロンドン延泊日!早起きしてコインランドリー行くぞ~!

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