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筋トレした後はスポーツパフォーマンスが上がる?

こんにちは!
関東を中心にパーソナルトレーナー兼S&Cコーチとして活動する姉﨑と申します。

最近は朝晩冷えますね!
ぼくがチームにトレーニング指導に行く時間帯は基本昼間なんですが、帰りの夜の時間帯になるとだいぶ気温も下がるので、暑がりの自分にとっては服装の加減が難しい季節です。。。



1.筋トレしてすぐにパフォーマンスは改善するのか?



先日こんなツイートしました。

思ったよりも反応が良かったのは、同じような経験をしたことのある方が多かったからなのかなと思います。

いろいろ調べてみると、S&C界で有名な河森博士も、以前同じような内容のブログを投稿されていました。

やはりぼく以外にも同じような経験をされた指導者も少なからずいるようです。

Twitterの140字制限があったので書けませんでしたが、この選手が言うには、
「木曜日にウェイトして次の日は筋肉痛もあるけどなんか跳べるし、2日経って筋肉痛が減ってきた土曜日はもっと跳べている気がするんですよね」だそうです。

トレーニングについて勉強されたことのある方なら知っているとは思いますが、筋トレを始めて数週間で筋力がつくことはありません。

実際は筋力が伸びているわけではないのに、高く跳べるような感覚が出てくるのはなぜなのかを考えたときに、「臀部(以下ケツ)とハムストリング(以下ハム)の使い方をトレーニンングしていく中で身体が覚えたから」という理由があると個人的に考えています。

ぼくが普段選手たちに指導する内容は、身体の背面の筋肉(特にケツやハム)を中心に鍛えていくプログラムが多いですが、それは股関節を中心に動作を行えた方がパフォーマンス的にも健康的にも良いからです。

ウェイトの中でケツやハムを鍛えるやり方をすることにより、ケツやハムの使い方を身体が覚えて、それが普段の競技の中でも意識しやすくなってきたというのが個人的にしっくりくるなぁと感じています。


2.こんな情報を見たときに注意すべきこと


このように筋トレを始めて数週間でパフォーマンスの変化を感じるアスリートもいますが、じゃあただ単にウェイトしてればそんな感じでパフォーマンスにいい影響あるのか!というとそういうわけでもありません。

ぼくがキケンだなと感じるのは、目的を持たずただ筋トレに取り組むことです。

ぼくはきちんとケツやハムを鍛える種目を、ケツやハムを鍛えるためのフォームで指導しているからそのようなことが起きるんです。

とりあえずしゃがんで立つだけのスクワットや、とりあえず下にある重りを持ち上げるデッドリフトをやっているだけでは効果は低いでしょう。

ただやみくもに重量だけを追い求めたり、何も考えずにネットで見た情報を鵜呑みにしてそのままやるだけでは、パフォーマンスの改善どころか、ケガをする可能性もあります。

・その競技に必要な体力要素はなんなのか?

・それを鍛えるにはどんなトレーニングが健康的で効率的で効果的か?

・どんなフォームでやるべきなのか?

などの部分をしっかり突き詰めて考えていく必要があります。

べつに高重量のトレーニングをすることを否定しているわけではありません。

が、大前提として重要なのは「フォーム」です。

理想的なフォームが維持できるレベルで高重量を扱うから意味があるのです。


まとめ


今回は短期的な効果について書きましたが、筋トレ本来の効果は長期的に取り組んでこそ感じるものです。

サッカー選手のパフォーマンス向上、ケガのしにくい身体作りのために、正しい指導力と知識を持ったトレーニング指導者が、選手たちにより良いトレーニングを提供していけると良いな思います。

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