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長い1日 つわものどもが夢の跡

カルエちゃん

1年の中で数日、果てしなく長くて、終わりの見えない1日ってありますよね 今日がそれでした

そんな最中にあっても、絶え間なく起きては消える万物の不思議です

今日のことでふと思い出したのは 気温最高潮の16時頃の出来事で

じりじりと直射日光照り付ける焼けるようなアスファルトの上を、熱心に読書をしながら、西日に向かって黙黙と歩いている老人を目撃してしまったことです 汗尋常じゃなかった 全身がオレンジ色に輝いていました   

田舎でこの時間に野外を歩いているのは、部活帰りの健常な学生さんくらい 実際こちらは車に乗っていても気絶しそうな熱射でしたし

なのにわざわざ読書なんて信じ難し 令和の二宮金次郎か、幻じゃなかろうか 

最初は観光客の方かと思いましたが でも手持ちはガイドブックではなく 分厚くて文字も小さい文庫本だった 衝撃

オリンピック出場の強靭なアスリートの方々にも驚愕ですが それ以上の驚きを与えてくれる日常に潜む猛者に乾杯  

何の本読んでたのかなあの分厚さ 京極夏彦か 

長い1日 ようやく終わりを向かえるであろう夜に 金次郎のこと思い出せて良かった ナタコ 

 

   

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くすっとふふっとなれるような日記を、西から東、東から西へと毎日(ほぼ)やりとりしています  本日もぜひ少しの時間、のほほんしてってください かるえ&なたーしゃ