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時間の墓場:写真に関するごく短いエッセイ


「良い写真」が何なのか、私には分からないし、「良い写真」を撮ろうとも、現段階では考えていない。私は単なる記録者としてファインダーを覗き込み、シャッターを押す。

その一瞬、時間が凝固される。写真とは過ぎ去った時間の墓場である。

他に悼む人のいない墓場の前で、私は一人立ち尽くす。

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