もう9月になった。
まだ暑い日が続いていて、
今年の夏は本当に酷暑だったなと。

早く涼しくなって
お散歩に行って
自然や季節の移り変わりを感じたい。

妹が天国に旅立って、1ヶ月が過ぎた。
月命日が来て、改めて妹のことを想う。

妹が居なくなってしまったことは、
まだ現実として完全に受け入れるのは辛い。

ふとした時に、妹との思い出がよみがえると
泣けてくるし、寂しくて胸が苦しくなる。

それは、家族みんな同じ気持ちで
大切な存在を失った喪失感は
他のものでは、なかなか埋められない。

時間がゆっくりと、
この哀しみを癒してくれるのかなと思う。

最近、治療中の薬の副作用からか
息切れ、倦怠感が続いている。

血液データでも、ヘモグロビンが基準値より下の値がずっと続いていて、
さらに毎月少しずつ下がってきている。

まだ輸血が必要な値ではないけど、
昔、白血病を発症した時
重度の貧血状態で息切れ、倦怠感があったので、
貧血には敏感になってしまう。

ヘモグロビン以外の血球の値は正常なので、
主治医は大丈夫と言ってくれてるけど
やっぱり息切れがすると心配になる。

なので、今は休薬して、
体調の回復に努めている。

妹の旅立ち、自分の今の乳がん治療のこと、
これまで白血病などの病を経験してきて
最近強く思うことがある。

とにかく、もう自分らしく生きたい。


誰の人生でもない、
自分の人生を生きるしかないと。

がんがあってもなくても、
病気であろうがなかろうが、
障害がどうとか
究極はどっちでも良くて、

どんな自分であっても
私は私で、何も変わらないし、
私が幸せならそれでいいんだと。


私にとっては
がんがどうとか、病気がどうとかいう以前に
日々を自分らしく生きられることが、
何より大切なことだと気づいた。

もちろん病気よりも
健康でいる方が断然いい。
元気に生きたい。

だけど、そこに執着して
人と比べて、自分を落ち込ませるより
もっと大切なことがあると思った。

病気であろとなかろうと
私は私らしく生きればいいのだ。


今まで、白血病、メンタルの病、
発達障害(？)、乳がんなどを経験してきた。

医学上は何も問題ない健康体であっても、
心が病んで自分を生きられない辛さを経験してきて、本当に苦しかったから。

昔、毎日生きるのが辛い時期があって
何のために生きているのかわからなくて
あっちの世界に行ったら、楽になれるかなと
本当に自分を見失っていたと思う。


そう考えると、がんや病気があるから不幸とか、がんや病気でないから幸せとか、
一概には言えないんじゃないかなと。　

世間から見たら今の私は、
ステージ4の乳がん患者で、
不幸な可哀想な人に思われるのかもしれない。

だけど、そんなことはどうでもよくて、
自分が毎日心身健やかで、
幸せを感じて生きていけるなら
それでいいんだと思った。


これは私の人生なんだから。


幸せの定義なんて、人それぞれ。


世間一般の価値観で
自分をジャッジすることはやめて、
自分の心が素直に感じていることを
大切にしようと思った。


世の中には、色々な情報が溢れていて
これがいい、これはダメ、
これをしないとこうなるから、
これをやらなければいけない、とか。

そうやって、情報に飲み込まれてしまって、肝心な自分の心が置き去りになってしまう。

本当に大切なこと、自分に必要なものは、
自分の心と体、魂が知っている。

健康になるためにと、
あれこれ躍起になって、眉間に皺を寄せて、心の中は恐れでいっぱいで、
恐れからの行動をしている状態で、
それって健やかな状態なのかな？とふと疑問に思った。

私は思考で、自分をがんじがらめにして
窮屈に生きるのは嫌だなと。

そんな世間や誰かの価値観で、
自分を縛って生きるのはやめて、
もっと自分を解放して自由にしてあげたい。

いつも自分のハートを感じていたい。

今日一日を、健やかに楽しく過ごすこと。

その日々の積み重ねが、
人生を創っていって、
未来の自分へと繋がっていく。


自分の心と体の声を聞いて、進んでいく。

今日を幸せに過ごすことが私の目標。

世間の価値観、他人軸で生きるのはやめて、自分軸で生きる。


がんになって良かったとは思わない。

命の危機にさらされている状態で、
生きるって過酷だから。

でも、がんを経験してきて、
失ったものもあるけど、
得たことも沢山ある。

体力が落ちたり、
身体的に下がってしまったことはあるけど、
心の豊かさを沢山学んだり、世界が広がった。

どんどん余計なものが削がれて、
本来の自分に近づいている。

昔より自分らしく生きられるようになった。


今この瞬間の幸せを感じて暮らすこと。

それは何か特別なことではなく
何気ない普通の日常かもしれない。

けれど、そんな日々の積み重ねが、
やがて長い年月を経過し、
健やかで、幸せな人生を
生きるということになるんじゃないかな。

私はそんな人生を送りたい。