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スーパーの棚が48時間以内に空っぽになって気づいたこと。


北極圏に近いカナダの小さな町で

先日、某Eテレで実験番組を視聴した。とある家族の1年間の記録である。彼らはカナダの北極圏に近い人口わずか2000人の小さな町で自給自足で暮らすことに。

事の始まりは、地域に通じる唯一の道路が地滑りによって遮断されたことだった。そしてスーパーの棚は48時間以内には空っぽになってしまったことに。

そこで一家の母親が考えたのは、この地で得られる食料だけで過ごしてみようという、遠大な実験を試みた。食べ盛りの3人の子供たちは猛反発、父親も実験には消極的だったが、とにかく「ママの計画」をやってみようということになる。

地産地消

スーパーが無ければ、この地域の農家や酪農や漁師だけでは、この町の食料は確保できない・・。
一家は畑で作物を育て、野草を刈ったり、木の実を採集し、白樺の樹液からシロップを作ってみようとか、川で魚を釣ったり、狩猟で肉を確保しなければならない・・。

鶏を飼い、そして牛を飼いミルクを確保し、チーズも作るのだが、塩気が欲しいけれど、塩はどうやって作ろうかと奔走する・・。

冬の前に狩猟した肉を保存、やがて春が・・。

いよいよ1年間の実験生活が終わる。スーパーに買い物に出かける。パンやお菓子やアイスクリーム、何でも揃う豊富な食料はどこから届くのか、家族は真剣に考え、この実験生活によって子供たちも多くを学ぶことができたようだ。

我が国は災害も多い。避難生活をする住民らにはいち早く食料が届けられるけれど、現実的には国全体でみれば食糧需給率は極めて脆弱である。

先の五輪では、ボランティアに提供される弁当が、なんと13万食も廃棄されたとのこと、由々しき事態である。

日常、何の不自由もなく食料が手に入るが、防災の観点からも食品ロスに関してもっと真剣に考えなければならないと思う。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。




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