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私が助産院を選んだ理由。

この日の記録は自分の気持ちよりも
産院選びの情報収集をノートに。

助産院を検討している妊婦さん家族や
これから妊娠を望むひとのお役に立てたら。


2022.11

妊娠への思い

明日には来るだろう!
と毎日びくびくつわりの到来を待つ。
昼間に眠たいのが嫌なくらいで食欲も旺盛。
どんな妊婦生活が待っているのだろう?

楽観的な私だけれど、
妊娠に対して”high”ではないのには
身近な友人たちの存在が大きい気がする。

家族ぐるみで仲の良い友人は
いわゆる“ハイリスク妊婦”。
小学生の時に見つかった持病と
付き合いながらの妊娠生活をそばで見ていた。

赤ちゃんだけでなく、自分自身にも
いつ何があるかわからないと聞けば
不安じゃないはずない。

決められた総合病院に長時間かけて通い、
帝王切開の日も早い段階で決めるという。


赤ちゃんを望んで不妊治療を尽くした経験も
妊産婦のメンタルヘルスケアを追求していた
前職での取材相手のお姉さんや
親しい友人からも聞いてきた。


だからこそ、妊娠=めちゃくちゃハッピーーー!
だけだとは正直、思わなかった。
(もちろんとても幸せに思っている!)

この経験から私のお腹に宿る命には
いろんな思いを注いでいる、
まだ3cmにも満たないのに(笑)

妊娠への思いはこんな感じだ。


助産院と私

私が助産院を知ったのは22歳のとき。
仕事で担当していた地域で
新設された助産院を取材したのが始まり。

おうちみたいな建物に2部屋あり、
ナースや医師らしい装いの人はいないし
映画やドラマで見る分娩台が、ない!
助産師さんはラフな格好と口調で
親戚のお姉さんみたいに妊産婦と接していた。

どの助産院も提携している病院があって
緊急時には連携する仕組みになっているのも安心。

いつか出産できる日が来れば
助産院がいいな〜と漠然に思うきっかけになった。


助産院で出産できる条件

妊娠して、助産院選びの途中で条件も知った。

  • 母親に合併症がない

  • 妊娠経過が良好

  • 逆子、多胎児でない

  • 帝王切開の経験がない

  • 胎盤の位置に問題がない

  • 不妊治療による妊娠でない

  • 35歳以上の高齢出産で初産でない

などがあるらしい。

幸い、今の私は助産院でお産できる体だったので
自分に合う場所を引き続き探すことにした。


助産院と病院の違い

最終的に私が選んだ助産院を
一言で言うとおばあちゃんち!

◎いつも同じ助産師さんが
◎「調子はどう?」と親しく出迎えて
◎お茶を出してくつろがせてくれるの!

これだけの説明なら本当におばあちゃんちでしょう?


私が4ヶ月まで通った病院と比較してみる。

⦅病院⦆

  • 産婦人科医と助産師、看護師に会う

  • 診察がシンプル、短時間

  • 分娩台でのお産が主流?

  • 麻酔、促進剤、吸引、会陰切開などの医療行為がある

  • 妊娠から分娩中に通う


⦅助産院⦆

  • 毎回同じ助産師が対応

  • (私の場合)診察時間は好きなだけ

  • 好きな体勢で産むフリースタイルのお産

  • 医療行為はできない

  • 妊娠中だけでなく産前から産後まで通える

  • 制限下でもみんな立ち会いができる

前期・中期・後期の検査は
医療行為の一環なので
提携先の病院で行う必要あり◎


いまの助産院にたどり着くまで

助産院といっても
京都市内には6か所、市外には5か所。

助産師さんや地域の環境もバラバラなので
自分の相性やポリシーに合うところを
見つけたくて見学したり電話で話を聞いてみたりする日々。

疫病予防で制限がしかれた時期なのもあり
距離が近くても理想が叶わない助産院も多数。

(結局、地域の産院になるのかしら…)


そろそろ決めなきゃと毎日募る不安…!

気の合う親しいお姉さんに言ってみたら、
「私と妹がお世話になったとこに行っておいで!」
ととある助産院を紹介してくれた。


あまり期待しすぎず見学へ行ったのだけれど。
でも、ここで決まらなければ病院説が高まっちゃう。


綺麗なおうちの玄関扉を開けると、
永く身につけてることが一目でわかる
フェルトのお手製名札をつけた年配の女性が
出迎えてくれた。本当、親戚のおばちゃんち?

お産や入院で使う部屋や診察室を見学しながら
おうちやん!めっちゃいい〜!と心高まる私。

できるだけ自然に近い形で
妊娠・出産を経験したいことを伝えるー。


お産する条件や助産院の環境に惹かれ、
なによりも命とお産に対する
先生の素敵な考えに共感した私の心は決まっていた!

my助産師はこの先生!
この先生に取り上げてもらいたい!


(助産院に引け目を感じているとんちゃんよ、
どうか同じ気持ちでいてください…)

「別のところも色々見たり聞いたりして
うちで産みたいと思ったら
連絡してきてくださいね。
どこで産んでも幸せに。お大事に」
とやさしく見送ってくれた。


玄関を後にすると、
「僕、ここがいいわ!」
先に言葉を発したのはとんちゃんだった。

初めて授かった命と
何かと考えの硬い私を思ってくれて(笑)
納得できる場所を探そうと
電話で問い合わせたり調べ込んだり
時には医師や助産師にシビアな質問を投げかけたり
一生懸命動いてくれていたとんちゃん。

あ〜、なんてありがたい。

これまで交際した人たちとは真逆タイプの彼。
なのに結婚したいと思ったのは
“この人とのこどもが欲しい”
という不思議な気持ちが芽生えてしまったことだった。

私は健康に過ごして
あなたに健康なこどもの人を会わせるわよ。

そう誓った帰り道だった。

彼と同い年のお姉さんが紡いでくれたご縁により
無事、こちらの助産院でのお産が叶いそう。


助産院での妊婦健診は5ヶ月の検診から始まる。

My助産師さんとの妊婦生活、
とっても楽しみ!


産院も決められず事業もうまくいかず
気の張っていたけど謎に元気だった私へ。
つわりもメンタル損傷期間も
いつでもやっておいでなさい!

R姉さん、とんちゃん、そしてH先生という
心強い3人がきっと助けてくれるさ!


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