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お久しぶり、精神疾患くん~病院選び編②〜


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最初の 病院選び編① から一年後、わたしはとても元気になっていた。
会社員時代に当時の友人に連れられ観に行った小林賢太郎さんの一人芝居「Drop」を観てからというもの、
芝居やコントの世界に魅了され毎日ラーメンズのDVDやシナリオ集を擦り切れるほど見漁った。
そして、ついには会社を辞め芝居の道へと足を踏み入れたのだ!
ずっとふさぎ込んでいたものが一気に解放された、そう思うと毎回オーディションに落ちようと、収入が安い時給のアルバイトでも頑張れる、今のわたしは無敵だ、とすら考えていた。

そうしてあっという間に時は過ぎ………。

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青春時代は短いもの。
気が付けば、もう二十七歳になっていた。事務所に入り、劇団に入り、
それなりに芝居をさせてもらったり、念願のCMや再現ドラマなどちょこちょこ出させてもらうようになった。
が、近頃は焦りばかりが出る。
大学生だった友達は結婚するか、職場で中堅になりつつある。
芝居も、容姿も中途半端なレベルのわたし。
焦りとともに、実父からの遺伝で網膜色素変性症が発症。
唯一の光だった舞台ですら出演することが困難になっていた。
考えることは先の不安と、今までの失敗。
ざわめく心にまた暗い思いがよぎる。
そう、「死にたい。」とー………。

再び、心療内科へ。


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知人のカウンセラーの紹介で、再び心療内科のドアを開くことになった。
七年前の苦い体験があるため、今回は何も用意せず。
名前を呼ばれ、診察室に入ると泥を吐き出すかのように
今自分がどれだけ辛いかということを医者にぶつけた。
どうせ、どうせ、どうせ、わかってはくれない。

「今までつらかったのに、よく我慢していましたね。」

きっとまた否定される、という思いとは真逆の言葉が返ってきた。
今まで誰に相談しても「みんな、多かれ少なかれつらい経験はしてるよ。」だとか
「人と比べても仕方ないよ。」だとしか言われてこなかった。
ただただ、わたしは話を聞いてほしかったんだな。
そう気づいてわんわん声をあげて泣いた。

階段をのぼりはじめた私から、過去の私へ


あぁぁあぁぁぁぁぁぁっ!!!!しんどいっ!!!書いててしんどいのに、読むの辛くなかったですか?すいません!
本文では読みやすさを中心としているのでだいぶ省いてますが、
知人の紹介で行ったこの病院と出会うまで5軒の心療内科にかかっています。
しかも、ここが今現在通っている病院でもありません(笑)。
最初は良かったんだけど、この後色々と問題が出てきます。
でも、先生の言葉でたくさん救われたのも確かです。

初心者お豆腐メンタルしおんの良かったポイント

・心の不調を周りの人に相談していた所。
病院選びって本当に一人じゃ挫ける事もあります。
心の不調を恥ずかしがらずに周りに相談したからこそ出会えた病院です。
ひと先ずは信頼できる先生に出会えてよかったね!、私。
そして教えてくれた知り合いにも感謝感謝だね!

ちなみに、よくある質問として精神科と心療内科の違いがあるけれど、

心療内科…心理的な要因で体に症状があらわれる「心身症」を主な対象。
 ・ふと涙が出てしまう
 ・やる気や意欲が起きない
 ・胸が締め付けられる感じや、動悸がする など………。
精神科…心の症状や病気を専門として、心の病気そのものの治療。
 ・落ち込みや、イライラなどの気分症状
 ・睡眠障害や、パニック障害などの精神障害
 ・うつ病、躁うつ病、パーソナリティ障害 など………。
※精神神経科は、精神科とほぼ同じ内容。

といった分け方をされています。
精神科と心療内科をどちらも受けている病院もありますし、
もし自分の症状はどちらだろう?と迷われた場合は、
電話で症状を言ってみて、確認してみるのもアリだと思います。
まずは、勇気を出して病院にSOSを出してみましょう!

あのしおん


網膜色素変性症からの目の不調により、来週から投稿ペースが落ちますが、気長に待っててください。


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