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anon records スタート記念! anon pressレコメンド音楽座談会

2023年12月に始動したanon recordsでは、2024年2月現在までに、MON/KU「Long, Long, Long October」、KYLE MIKASA「Trash Metal Gabber」の2曲を配信中。今回はそんなanon recordsの開始を記念して、運営メンバーであるanon press編集部による2023年の振り返り座談会をお届けする。印象に残った曲からライブの思い出まで、様々な角度からの音楽放談をお楽しみいただき、次なるanon recordsの動きに期待していただきたい。

MON/KU「Long, Long, Long October」

KYLE MIKASA「Trash Metal Gabber」



メンバー紹介

平大典(以下、平):今日は、anon recordsの開始を記念して、編集部メンバーで去年の音楽で印象に残ったものやレコメンドなどをざっくばらんに話せればと思います。まず、12月から始まったanon recordsについて、てーくさんから紹介をお願いします!

てーく:てーくです。編集部内で音楽の話することが多くて、いつかのミーティングで「レーベルやろうか」ってノリになったんですよね。で、僕はその時点では本当にやるのかなって感じだったんだけど、気づいたら始まってました笑。でも結構反響ももらえて良かったですね。

平:ありがとうございます。多分、初めて出るanon pressの編集部メンバーも多いと思うので、とりあえず自己紹介しましょうか。今日は音楽の話をするから、それぞれの音楽遍歴を中心にいきましょう。 
 私は平と申しまして、30代です。 若い時から銀杏BOYZとか54-71をはじめ、青春パンクやオルタナ周辺を聴いて育ってきました。

ろっとん:ろっとんと申します。とある高専に在学中の19歳です。 音楽を作っています。 中学生の時はRADWIMPSとかの邦ロックを聴いてて、 高専入ってからはナンバーガールにはまってオルタナティブロックを聴くようになりました。最近はオルタナティブロックを中心に、HipHopやダンスミュージックを聴いています。初めて買ったCDはセカオワです。よろしくお願いします。

青山新(以下、青山):anon press編集長の青山です。SF作家とかをしてます。意識的に聴きはじめたのはシューゲイザーが最初な気がします。ヴェルヴェッツの「Sister Ray」とかから入って、王道にマイブラを通り……そういえば当時はXINLISUPREMEが「Seaside Voice Guitar」を出して復活してたりしましたね。そこからよりノイズっぽいのとか、プログレっぽいのとか聴いて、志人あたりがきっかけでHipHop、特に日本語ラップにハマってそのまま、という感じです。よろしくお願いします。

永良新(以下、永良):永良新と申します 。anon pressでは主にデザイナーとして活動しています。普段は漫画を描いていて、次描こうとしているのが商業向けの作品なんですけど、それがたまたまバンドものということで変な繋がりを感じています。聴いてきた音楽は、もともとはL'Arc〜en〜CielとかGLAYを経由してX JAPANを聴き始めました。そんな感じでヴィジュアル系のバンドを主に 聴いてきて、そこからメタルとかプログレッシブロックとかに派生して洋楽を聴き漁ってきました。よろしくお願いします。

同志しろ(以下、しろ):最近加入させていただいたしろと申します。 聴いている音楽は邦ロックとネット・オタク系の音楽全般で、 具体的にはw.o.d.やアメリカ民謡研究会とか、ハードロックやサブカルっぽくてちょっと実験的な要素が入ってたりもするようなロックが好きです。ネットだと最近はwebcoreに注目していて、あとは電音部がアツいです。よろしくお願いします。

猿場つかさ(以下、猿場): 編集エンジニアの猿場です。SF作家をやっています。エンジニアの方でブロックチェーンの書籍の翻訳をやっていたりします。2023年は、というかここ数年ずっとそうなのですけれど、メランコリックでダウナー、けれど未来を仄めかし唆すような音楽が好みです。2023年は様々なライブに足を運んだのですけれど、ポエジーや魂を感じられたものばかり記憶に残っています。最初に買ったCDはUnderworldの『Beaucoup Fish』でした。

平:みんな、意外とバラバラな音楽的なバックグランドがありますね。


去年よかったライブ

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