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【図解】「やめる」と「やる」の関係性

澤 円さんの『「やめる」という選択』を読んでいます。

タイトル通り「やめる」選択を勧める一方で、やるかやらないかの場面では「やる」ほうがいいと書かれていました。パッと見た時に矛盾してない?と思ったので、思考の整理のため、図解しました。

結論から言うと、「やめる」と「やる」は、手段と目的の関係だと考えられます。


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まずは2軸のマトリクスで考えてみます。

「やめる」は、既存でやっていることをNot Doにすること。対義語は、既存でやっていることのDoを「続ける」になります。

一方「やる」は、現状でやっていないことを新規でDoすること。対義語は、新規でNot Do、「やらない」です。

「やめる」と「やる」は、対義語や裏表の関係性ではないと考えられます。


次に、これらの4象限をフロー図に落とし込んでみました。

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最初の選択肢は「やる」か「やらない」かになります。書中では、どんなことでも必ず「自分史上はじめて」と表現されていたのが印象的です。

ここで「やらない」を選択した場合は即時終了し、その後の学びはありません。いきなり「やらない」選択はもったいない、新しい物事に対してはなるべく「やる」選択をしてみよう、というのが1つ目の主張です。致命傷(命の危険とか法律違反とか)を負うのでなければ、失敗もまた貴重な学びです。

「やる」ことを選択すると、それを「続ける」フェーズに入ります。場合によっては、心身が健康である限り半永久的に「続ける」選択もアリです。

ただ、惰性で「続ける」のではなく、不要だと判断した物事に対しては「やめる」選択をして終了させよう、というのが2つ目の主張です。不要な物事を抱えている状態では、新しいことに挑戦したり自分を変化させたりすることを「やる」選択がしにくくなるからです。時間や意思のリソースは限られていますからね。

2つの主張を組み合わせると、新しいことを「やる」ことで学びを得るのが目的、不要なことを「やめる」のが手段という結論になると考えました。

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