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純文学が好きです。書き始めて二年経過したのでnoteを始めることにしました。練習で書い…

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純文学が好きです。書き始めて二年経過したのでnoteを始めることにしました。練習で書いたショートショートなどをアップする予定です、緩く緩くゆるく。

最近の記事

夜だから言えること

重度のファザー・コンプレックス それは現実では誰にも言っていないけど 強烈に 私が プロットをたてないで書いたものを 読んでくれたひとには 気付かれてしまったかもしれない 今回も 父親の冷たさに 拗ねたままの私がいて ぜんぶ私の感情の 露呈と行程だった プロットをたてないと いつもそうなる 父親への感情が滲んでしまう 青白くて細くて神経質で 難しい言葉ばかり言って 本ばかり読んでいる冷たい父親からの愛情が ずっと欲しかった 言えなかったから押しつぶしていた 今は恥

    • 締切まであとすこし

      締切まであとすこし、のいま 書いて表現するって難しいなと思ってる 今ごろ 相手の目を見て、相手の顔色をうかがいながら話すのとは違う 悩んで考えて表現したとしても 届いたひとの脳内でどんな感じで広がるのか 脳内に入る前にもう拒絶されているのか すこしも分からない 優しくあって 優しく広がってほしいと思っても それはただの願望にすぎない うちの庭には変なところにモッコウバラのアーチがあって それは私がそこに設置したのだけれど 薄く紅茶が香る白い花が窓の近くにあって、良くて 『

      • 抜けたのかな

        中編について、とりあえずの推敲ができました。 くらいトンネルからは抜けたのかな。 理解して欲しかった人に理解してもらえたかどうかは別として、ですが。 今回は11月から書き始めてずっと苦しかった。 このままの状態で書き続けたらどうなるんだろうという苦しさ。 それなのに続きを書きたいから、隙間からそっと覗くような日々。 中学の頃、水泳部にいたからか、たいてい、感覚がみずのなかの感覚に変換される。 プールまわりのコンクリはちゃんと足の裏が熱く感じるくらいの日、青い空の下、水の

        • いま起きていること

          このnoteの存在をどこにも公表していないので どなたかに読んでもらえるのか どなたにも読まれないのか 分からずに書いてます (公表する勇気がでないんですよね、どうしてかな) 今とても行き詰まっています 理由は分からないです 考えること自体ができていない そして常に逃げたいと思っている こういうとき起死回生というか 元気になるために観ていた 『プラダを着た悪魔』も いまは自分を責めてしまう 鋭い棘になってしまいそう 完璧に描写された小説もそう 長く細い棘になりそう だか

        夜だから言えること

          2回目の応募短編。

          これはおととしの年末に書いた短編です。人生で2回目の応募作です。ホラー寄りです。 今読むと色々足りてないですが。 『ゆるし』

          2回目の応募短編。

          初めての【ショートショート】

          『出入りの人』爪の先が黒かった。爪は切り揃えられておらず、ぼこぼことしていた。指先も少し黒ずんでカサカサしていて、作業している種類の手だった。沙穂は岡本のその手と指先をじっと見た。悪さをすることのない手だと思った。 岡本は沙穂の会社の電気機器全般の管理をしている。見習いとして父親の会社に入り、これまでの二年間は父親に同行する形で月に一度の機器点検に来ていた。その彼が今年の夏、独立して会社を立ち上げた。 今年初めて真夏日と予想された日の朝、岡本が一人で挨拶に来た。彼の父親が

          初めての【ショートショート】