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公衆衛生学を学ぶ理由

初めまして。あやです。

私は今現在、ロンドンで公衆衛生学(MPH)を学んでます。

それ以前は、薬学部を卒業し、都内の薬局で勤務していました。

遡ること、私が大学6年生のとき。父が製薬会社の研究者で、インドに転勤になったんです。それで家族で父のもとを訪れました。国試の勉強で忙しい時期なのにインドに長期間滞在してやばいやつがいると噂になったのを思い出しました。(笑)

元々海外旅行も好きで、ちらほら色んな国には行っていたのですが、インドは次元が違いました。なんだか、自分には衝撃すぎて、一目惚れしてしまったような感覚と、なんだか危機感を感じる混沌とした空気感にアドレナリンが出る感覚と。それでいて急成長を遂げている一方で(それが原因にもなっているが)色んな問題がそこかしこに見える。

高級ホテルのすぐ外には、ストリートチルドレンが裸足で走っていたりする。

ゴミもそこら中にあるし、道端で用を足す人が数えきれないくらいいる。

心の奥底で、どうにかしたいな〜とじわじわと感じました。できることが絶対にあると。平和主義で、人情深いんですね。昔から。

帰国してからもインド愛が消えることはなく(インド病とかいうのを聞いたことがあります(笑))、そもそも薬剤師自体にはそこまで興味がなかったことから、仕事へのモチベーションもあまり高くなく、もっと自分が情熱を注げることがしたいな、と思い、海外旅行も好きだし、とりあえず答えが出るまでボランティアしながらフラフラしようかな〜と思ったんです。根っこがミレニアル世代満載なもんで、能天気なんですね。

父に相談したら、私みたいな無知の常識知らずにボランティアでできることなんかないと言われました。まずは学べ、と。父を私は大いに尊敬しています。

国際協力をしていく上で、色んなアプローチがあると思うんです。何の分野だって関係があるから。インフラ、農業、住宅、環境、食、教育。でも私は、医療者という背景から、健康の側面からアプローチしていけたらな、と思い、公衆衛生学を学ぶことを決意しました。

公衆衛生学は、医者と看護師が多いと聞いていましたが。私がいる大学院は、すごく幅広いです。生物系が多いイメージがあります。医者も多いかな。思いつく限りでいくと、栄養士、製薬会社出身、地理系、さらには音楽の学位からも。大学を卒業してまっすぐ大学院に来た人もいっぱいいるし(主に中国はそう)、社会人経験者ももちろん。別の修士や博士をもうすでに取っている人も。

在学中、いろんなことを考えさせられます。本当にいろんなことを。またその記事も書けたらな、と思います。

公衆衛生学やロンドン、留学生活など、私がお話できることであればなんでも、何か聞きたいことがあればご連絡ください。🙃

読んでいただいてありがとうございます。

あや


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