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世界の「嫁姑」井戸端話


結婚によって異文化が衝突するのは、夫とだけではない。

年功序列や家族の関係性からかアジア系ではよく「嫁姑問題は大変そう」なイメージがあると思う。

日本然り、韓国然り、中華系然り、マレーシア然り・・・まだまだあるが。

でも、嫁姑問題は世界共通の話題だ。

ヨーロッパも例に漏れず、アメリカ(南北含む)も、アラビア諸国でも、更にはアフリカでもそうらしいのだ。

・・・ちょっとよその家(国)も気になる方は、以下を読んでみて欲しい。


嫁VS姑、尽きない不満


私が以前、現地の語学学校に通っていた頃、クラスの後時々仲良くしているクラスメイト同士や別の語学を学んでいるクラスの子と仲良くなったりして、お茶したり飲みに行く事があった。

そしてある妙齢の女性陣が集まると、やっぱり始まるのは「嫁姑問題」の話題。。。(苦笑)

「女の子のぶっちゃけ話」は、ヨーロッパ系女子は結構フランクに話して来るが、そういう場ではアジア系・アラブ系女子は大抵黙る。
そして、ヨーロッパ系女子が抜けると、急にアジア系・アラブ系で盛り上がるから不思議だ。
ちなみに私はニュートラル扱いで、どちらにも属していた。(蝙蝠?)

彼氏の実家で同棲しているイギリス人の女の子(30歳)は、「彼母と、食器の洗い方で起こられるのがウザい!」と言っていた。

ちなみにイギリスでは泡立てた水の中に食器を付けて洗い、それを引き上げ、水洗いせずに泡が付いたままで立てかけて乾燥させるのが主流。

その洗い方には私も同意できないが、どっちも譲らないから、これは永遠に続くのだろう。。。(心の中で、皆ほぼ共通意見。)

オランダ人で、博士号も持つ30代女子は「姑はいい人で悪気はないんだろうけど、まるで小さい子のように私に接する。」ということが不満そうだった。

…そうだよな、彼女は特に自立しているから余計に、そんな扱いは受け入れられなさそうだなあ、と個人的に思った。

やっぱりお洒落で可愛いフランス女子(25歳)は「姑は、私が着替えるたびにちょこっと文句を言う。服ぐらい自由に着させてよ。」と怒っていた。

どうもその姑は、家でいつも同じ服で過ごしているんだそうだ。(本人が良ければ別にイイと思うが。)ほんとに価値観の違いって怖い。

40代のロシア人女性は、「結婚してはみたものの、夫が失業して以降、今は私が稼いでいる。なのにそこに姑が転がり込んできやがった。(怒)」という、かなりシビアな怒りをぶちまけた。

当時、真剣に離婚を検討していた。(そして後日、ほんとに離婚。)

一番仲良くしていたイタリア人の女の子(30代)は、「義実家に行くと、山ほど義母の料理を持たされる。断っても断っても、とにかく持たされる。私が料理しないとでも思っているのか?」といつも怒っていた。

息子である夫に、いまだにとにかく過保護な姑にうんざりしていた。

スペイン人の35歳の女の子は、「彼氏がはっきりしなくて困る。義母の味方もするくせに、こっちにも何とかしようとするからその性根が許せない。」

・・・でも、板挟みのその夫の気持ちもちょっとわかったりする。(苦笑)

イタリア・スペイン・フランスに南アメリカなどのラテン系では、「男はマザコン」に対するある一定の諦めがあるが、そうは言っても鼻につくのは鼻につき、嫌なものは嫌なのだ。

中国人の女の子(22歳)は、「彼氏の母は、多分精神病。ヒステリック過ぎて、正常に話せない。」と怒っていた。いつもキリキリしていて、普通の会話が難しいと言っていた。

・・・まあ、彼女はまだ語学を始めたばかりなので、それもあるのかな?(だって私も彼女との会話は半分も成立してなかった。苦笑。)若いし。

タイ人の女の子(28歳)は、「義母がウザい。まあ親だから、息子の味方だというのは分かっているけど、何か悪いことがあると全部嫁の私のせいにする。」と言っていた。。。

彼女の場合、舅が彼女のファンなので必ず舅がかばってくれるらしいが、それも姑の癪に触っているのかもしれない。美人だからなあ。

領事館に勤めるモロッコ人の女性(40代)は、同国人の夫と結婚しているが、親族一同結束が固いらしい。彼女は姑の話題は一切言わなかったが、「実は結婚する時ちょっと大変だった」らしい。

アラブ系は親の紹介などによる許婚が多いらしいが、彼女は職場で出会った恋愛結婚、ということで”いろいろあったようだ。

現在は義弟の結婚相手探しを親族一同で決行中らしく、「ほんとはあなたに聞きたかったけど(私既婚!)、あなたの妹は独身?」と探りが入った。。。大変そうだ。(汗)

ナイジェリア人の女の子(20代)は既に離婚を経験。もう国には多分戻らない!と決めているらしいが、「結婚するなら絶対外国人がいい。」と言っていた。(なんかあったんだろうな。。。)


我が家の場合・・・


・・・さて、うちの姑は?というと、まあ似たようなものだ。(笑)

・私を、小学生ぐらいの「小さい子」扱い。(当時40歳)
・着替えるたびに「服たくさんあるのね」と言われる。
・義実家訪問の度に、大量に姑の料理を持たされる。
・細かいところまで全部知りたがり、全部意見を求められたがる。
・でもセンスが微妙。
・井戸端会議好きで、声が大きいタイプ。
・とにかくなにかと過保護気味。
・夫の服や下着、パジャマは姑チョイス。
・姑は息子に毎日電話を掛けて小一時間話すのが日課。
・義実家に帰るのは必ず1週間単位。(最長3週間)
・一緒に行動したがる。              などなど

でも、姑の基本はとにかく、徹底して「母親」だ。

うちの母とは別の、実に「100%の自己犠牲を子供にできる母」なのだ。

いつも自分のことは二の次で、まずは子供の息子たちに、次に夫である舅に、そして親族やご近所の人に…という感じで、とにかく世話を焼き面倒見がいい。

・・・そう、悪い人ではない、むしろ「いい人」なのだ。


ということで、次回はいい加減過ぎて笑っちゃうかもな「私の姑対策」について書いてみようと思う。



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