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結婚しなくてもいいと思った理由


既に結婚しておいてなんだが、私は元々、結婚しなくてもいい派だった。

・・・でも、誰にでも気軽に「結婚なんてしなくてもいいんだよ!」とは言えない。

なぜなら「結婚しなくてもいい」を通すには、それなりに覚悟がいるからだ。


結婚をしたくないと思った理由


私が結婚をしなくてもいいと思った理由は3つ。

仕事をもっとしたい

仕事が大好きだったので、このままずっと働けたらいいなという気持ちでいた。

理不尽に誰かに左右されたくない

もう誰かに気持ちを乱されるのは嫌だった。仕事を邪魔したり影響が出ることは出来るだけ少なくしたかった。

自由でいたい

ひとりなら誰に合わせるのではなく、自分のペースで、自分のやりたいようにやれる。ひとりなら好きにできる。

ひとり旅もできるし、気軽に海外旅行とかも行き放題。お金も自由だし。

この自由を一度でも味わってしまうと、制約の多い不自由にはもう戻れない。


「結婚しなくてもいい」を通すために私がしたこと


世間ではまだ「結婚すべし!子供を産むべし!」という風潮があるだろう。

それに外れると、やっぱり非難されたり、自分自身がどこか後ろめたい気持ちになったりするものだ。

結婚しなくてもいい、という自分の意思を通すためには、いろいろな備えが必要だと考えた。

そして、実際に試みていたのは以下の5つの点だった。


経済的に自立する

取りあえず、ブラックな状況でも仕事だけは頑張っていたので、万が一の時でもなんとなく食べてだけは行ける気がしていた。

失業しても年をある程度とっても、転職したり派遣したりバイトしたり、どうにかなんとかやって行けそうな感覚があったのが大きかった。

精神的に自立する

辛いこともあったし、いろんなことがあったけれど、そういった経験を自分で乗り越えてきたことが一つの自信になっていった。

もちろん完ぺきではないけれど、何とか一人でも耐えることには慣れてきた気になっていた。

義務を果たす

なにより、国保や年金、そして納税をしっかりすることで、「私は結婚していなくても子供を産んでなくても、国に貢献している。」と言う気持ちでいれると思った。

納めるものは率先して納めた。可能な時は大目に。募金も結構した。

公僕として働いてくれている方々には尊敬と感謝をもって、接した。

優良で善良な市民であることだけでも、十分社会に貢献していたはず。

広い心を持つ

「独身だから」「子供を産んでないから」と言う理由で、「人として半人前」扱いをされるのが悔しかった。

だから、人間としてもっと大きく成長しよう!といろいろ心がけた。

人に優しく、困っている人はできるだけ助けるのは当然だが、「より優しく」「より手を広げられる」ようになろうと思い、自分にできることを精いっぱい努力した。

理論武装をしておく

結婚していても、子供を産んでいても、成長している訳でもなく、人として問題がある人はいる。

もちろんそうじゃなく素晴らしい人も多い世の中だが、そうじゃない人ほど「結構いろいろ」言ってくることがあるのだ。

ということで、そんな場面に、極力冷静かつ格好よく返せるような、言い訳を常にいろいろ準備していた。

・・・前述の「広い心」と相反するかもしれないが、私は理不尽な言われっぱなしはやっぱり嫌なのだ。(笑)

相手が恥ずかしくなる、もしくは周囲が相手の間違いに気付くような、スマートな言い回しや言い返しをいつも考えていた。


私なりのおひとりさまの環境整備計画


そして、私は具体的に一人で生きて行く環境を計画し整備していった。


終の棲家

一人で住むには十分な、小さな1LDKマンションの一室を購入。

周囲は、総合病院や介護関連の設備も整った場所を選んだ。

老後の趣味にも良さそうなところにも注目した。(笑)

ローンは長い(涙)が、私の宝物にもなった。

人間関係

友人としていろんな人と交流できるように、ちょっとでも合いそうな人とはできる限り交流し、その中で好きな友人を増やしていった。

年を取るとどうしても考え方が固くなりがちなので、それをできるだけ壊せるような交流を考えた。

私は毎日常に一緒にいる必要はなくて、週に1回とか、隔週に1回とか、月に1回とか、付き合える良い距離感を取れる友人を大事にしてきた。

「愛人探し」をしていた中でも友人になった人も結構いるので、そういう友人ともいい関係を続けていた。

おかげで20代前半から60代ぐらいまで、幅広い友人がいた。

お金周り

実は結構、貯金に苦戦していた。(苦笑)

当時は、自分自身の仕事上に役立つ勉強などに使う費用や、交際費などはケチりたくなかったため、貯金がなかなか進まなかった。

が、人には必要な出費がある、と長期的視点で割り切ることにした。


私のひとりの人生もきっと楽しかったはず!


幸いにも、私にはひとりで楽しく生きている目標となる先輩女性がたくさんいた。

おかげでサンプルには困らなかった。

彼女たちはエネルギッシュで、常にいきいきしていて、なぜかモテモテだ。

これらの備えも、それらの先輩の姿から学んだ。


人生は何が起こるか分からない。

結婚したって、一生一緒にいれるか分からない。

私の父は47歳で亡くなった。

母は結婚生活よりも未亡人生活の方が長くなった。

だから、どんな時も、ひとりでも生きていける覚悟は必要だと思う。

そして、生きていくからには楽しくなくては。

自分の人生だし、自分で自分を大事にしよう、と思っていた。


・・・でも、実はこれを実行していると、結果的に自然にモテてしまう。(笑)

そして周囲の「おひとりさま」の先輩たちがなぜかモテてるのも分かった。

それも、頭の良いエリート系の男性がなんとなく自然に寄ってくるような感じがした。

後からわかったのだが、なぜなら彼らは「同じ匂いのする」自立している女性を好む傾向にあるからだ。

・・・私のモテ期は、そこだったのかもしれない。


ということで、次回は「モテること」について書いてみたいかも。(笑)



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