頭がいいやつはセンスもいいってまじか!?

こんにちはグラフィックデザインを勉学中の内藤です。みなさんセンスって聞いたことありますか?自分はセンスはあると思いますか?センスって生まれつき持ったものだとか思ってませんか?センスってせいぜいファッションとかデザイナーでなきゃ問われない問題だとか思ってませんか?

センス=
物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。
判断力。思慮。良識。

変な話どんな事でもセンスって問われていると思うんですよね。仕事でも人それぞれのやり方や教え方や周りとの関わり方があると思います。それって全てセンスだと考えていいと思います。例えば売り上げは大手よりは遥か遠いかもしれないが教育には自信があり、従業員一人一人の質が良い企業があるとします。そのおかげで多くの人数を雇わずに仕事を回すことができました。これはこの企業の戦略のセンス、もっと身近な言葉でいうと仕事のセンスの問題だと考えます。こう聞くとデザイナーだけの問題じゃない気がしませんか?今日はデザイナーに関係のない人にも読んでもらいたいと感じています。


親のセンスがやばすぎた

私が大学受験も今もよく親に言われるのが
「センスがないからやめとけ」
この言葉で何度挫けそうになり何度イライラしたことか…でも受験に落ちた時、本当に私はセンスがないのかもしれないと思いました。
 私の親は本当に何でもかんでもこだわりが強い人でした。服にせよ家にせよ統一感があり物事をダサいだとかダサくないだとか言うんですよ。それに比べて私の部屋はこだわるというより絵を描いたりpcに向かうための作業環境、服は大体着心地が良いかで決めている。しかし本は好きだし作るのも好きだしデザイナーにどうしてもなりたかった…

そんな時に出会ったのがこの本

まず驚きだったのがセンスって努力すればつくということです。その言葉だけでも私からすると元気が出ました。

実際どうやってセンスをつけるの?

なんのデザインをするにせよまずはモチーフ、コンセプト、ターゲット、クライアントのことなどを調べることが大事です。ただおしゃれなデザインを作ったところでおしゃれなこと以外何も伝わらないものになってしまいます。例えおしゃれなものを作りたいという目的だったとしても他者から見ておしゃれかどうかは自分だけが良かったとしても他人から見ると相違が生じます。なので事前に調べなくてはいけないのです。それが水野さんの言っている『知識』です。

服の選び方

ショッピング

身近な例として服の選び方について考えていきましょう。私たちの日々欠かせないものとなっている衣服。雑誌やショッピングモールに行くと流行りものや定番のものまで置いてありますよね。そこであなたはいいなと思った洋服を見つけたとします。まずは最初に何をしますか?すぐ買ってしまうかもしれませんし、値段を確認したり、試着したりするかもしれません。センスの良い人は自分の身長や体のバランス、肌の色合いなどから合うかどうか、またどんな場所でどんな気候で着ていくのがベストなのかを判断します。それは全てはその人の知識からきています。自分の体格がどんなものが似合うのか場所や気候によってどんなものを着ていけば良いのかが知識として入っているからです。
確かに合うとか合わないとか関係なく好きだからこれを着ていきたいというのも立派な意見ではあります。個性的な服とか私も好きですからね。


ただ多くの人に共感を得るセンスとして知識を得て追求しなくてはならないと考えています。

でもセンスってむずい

センスは数字では測れません。筆記テストがないように絶対にセンスが良くて正解だなんてものはありません。それが100%あってるかどうかはわからないのです。人生においてもそうでしょう。人生のデザインです。その人の人生のデザインはセンスが良いか悪いかなんてわからないのです。だからこそ色々なものを見て感じて吸収することが大事なのでしょう。普段から色々な人の意見や昔の人の歴史を学ぶようにそれは人生の選択を知識として得ているのです。


そういう知識を吸収し、応用できる頭のよい人がいわゆる
センスがいい人

なのでしょう。
人生が100%成功している人なんていません。そんな風にセンスは難しい問題なのかもしれません。

センスに繋がる知識

んでもって、勘違いしてもらいたくないのがテストの点数がいいからいい大学入ってるからセンスがいいってわけじゃないんですね。歴史を学ぶのに何年に何が何をしたなんてどうでもいいんです。大事なのはその人がなぜそういうことをしたのかどうしてそんなことになったのかってことです。私の知っているデザイナーさん達は無駄に知識をたくさんもっていますし極端にミーハーです。でもただ知っているだけじゃないんです。なぜ流行ったかとかどういう意図でこうなったのかってことを知っているんです。むしろ名前とか日付とかは忘れていることもあります。

何が言いたいかと言うと

知識をただもっているだけじゃ身につかないよ

と言うことです。

私は知識が大事だと聞いたときに最初は知識を得るためにたくさんのものを見ました。あれもこれもとネットで見たり図書館に行ったりしましたが作品は相変わらずダサいままでした。大学に入って先生がラフスケッチの段階で言うんですよ『これはこの作品に似ているからこの作品のこういうところを使えば?』はあ?
それっていわゆる真似、いやパクリじゃね?え?と最初は思ってしまいましたがグラフィックのデザインをするにあたって良いデザインには共通点があることに気がつきました。真似ではなく昔から繋がっている良いものの共通点です。西洋絵画でレオナルド・ダ・ビンチの作品に遠近法が使われているように。私はただ作品を見たことあるものにしていただけでなんの応用もできてなかったのです。その作品がなぜ良いのかをもっと追求しなくてはならなかったのです。


因みに真似とかパクリという言葉が出てきましたが心配しないでください例え全く新しいものをひらめいたとしてもそれを社会的に認められる確率は少ないです。春はピンクっぽいイメージだとか夏は青のイメージっぽいだとかそれを全く真反対にしたところで受け入れられる人が何人いるでしょう。実際カレンダーの4月はピンク色を使われることが多いです。それは真似ではなく人々による概念に従ったのでしょう。


いいと思うものには必ず理由があります。それは色かもしれないし構成かもしれないわかりやすいからと言われる時もあれば新しくてインパクトのあるものだからかもしれません。その一つ一つを見て気づいたことを知識として得て応用していくのです。

最後に

私は知識と言われて迷走しました。デザインのセンスが難しい点として教科書などがなくこれをこうしたらこうなるだとかいう説明がないことです。絶対合ってるというものもないし意外と変なところをいじったら良くなっちゃったとかもあるかもしれません。ただやっていくと気付くことがあります。これをこうするとこうなるだとかこうしたらこういう雰囲気になるだとか逆にこの作品はこれだからこんな雰囲気になるんだろうとかそれを分析できるとだいぶ変わってくると思います。他の分野でもそうだと思います。周りにこの人すごい仕事ができるとか人生楽しそうで羨ましいと思った人を分析してみてください。なぜそうなるのかを追求し自分もやってみてください。


もしそれでうまくいったのであればあなたはセンスがいいでしょう。

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