見出し画像

国際恋愛日記inメキシコ #2親戚の集まりは憂鬱

メキシコからこんにちは、あるいはこんばんは。

海外のお国って家族との絆が深い、親密、よく集まる、そんなイメージはあると思う。
実際メキシコにいる彼の家族・親戚との付き合いは頻繁&濃い目。

大きいイベントだとクリスマス時期は1週くらいかそれ以上の時間を一緒に過ごすことになる。
一緒に食事を取り、プレゼント交換し、そのあとも皆でワイワイ。

あとは週末に近所に住んでいる親戚を呼んでバーベキュー、ランチ、ディナーなど結構頻繁に執り行われる。
ちなみにこれらには家族の誰かの友達が参加することもしょっちゅう。
そしてなかなかお開きにならない(長い)。

濃さがゆえに色々考えてしまう部分があるので、言語化することでのストレス発散目的も兼ねて書いていく。


言語の壁

これがなかったら色々な問題・ストレスは解消される。

私の場合英語は話せるが、彼・彼親族の母国語であるスペイン語はまだ幼児レベル。
親戚の集まりではもちろん皆スペイン語で会話が繰り広げられ、且つ大人数で会話が飛び交うという、初学者にとっては最悪な状況。

私のリスニングでの理解度は30-40%くらい。

簡単な会話であればちゃんと理解できるが、大体の場合はこれ↓

外国語初学者あるある
・会話の中で知ってるキーワードだけを必死につなげてなんとか話題の理解をし、わかる所だけ笑ってみたり、ここだと思ったタイミングで頷いてみたりする
・下手にリアクションだけするもんだから、たまに会話の内容を全部理解してると思われていきなり質問がぶっ飛んでくる、そして答えられない
・飛び交う会話を理解することに必死で話す余裕などない
・会話の内容が見当つかないのでどんな顔していればいいか分からない
・彼が通訳してくれるかと期待していたら放置される

これが何時間も続くともうストレスで頭痛を感じるレベル。

これまでメキシコ以外の国でも、彼らの母国語(英語以外)での会話に置いてけぼりになることは幾度とあったがその度に泣きたくなっていた事を思い出す。

厄介なところとして、私の彼は私がスペイン語の会話をほぼ理解していると思っている事がある。
「いや、わかってないわ!」と伝えたが多分謙遜してるだけだと思われてる。

現に彼が親戚から「この子(私)スペイン語話せるの?」と聞かれた時に「話すのはまだ少しだけと聞いたことほぼ全部理解してるよ」と答えてるのを聞いてふざけんなと、これのせいで私が理解できてない時にマイナス印象を与えるんだから適当なこと言ってんじゃねーと。

言語の壁、国際恋愛を選んだ私たちの前に常に反り立っているが、実は言語が十分に理解できても私の「親戚の集まりに行ってはいけない病(ウソップ風)」が治る訳ではない


そもそも他人

言語の壁がなくなった時、なぜ私がまだ親戚の集まりに対して積極的になれないかというとこれに尽きる。

これは日本人同士の場合で考えると早い。
自分(部外者)vs親族一同の構図になる時点で居心地がいいはずがない。

別に戦うわけじゃないし、彼らが私に嫌なことしてくる訳ではないのに、1つの出来上がったグループに部外者が1人で挑むのは生粋の陽キャじゃない限りハードル高い。

部外者あるある
・共通の話題が少ない
・身内ネタわからん
・次から次へと知らない人が来る
・悪い印象を与えないよう常に気を遣って過ごす
・パートナーから放置され出す

ここで重要なのはパートナーに、自分が決して居心地が良いわけではないという状況を理解しておいてもらう事だと思う。

彼は自分の家族・親戚というなんなら最も心を許している人たちといる訳だから、私が明らかに態度にしまさない限りこちらをあまり気にしなくなってしまいがち。

私の彼は気にかけてくれる方だが、その分ちょっとした事で「私の気持ちわかってくれよぉぉぉ!」と思ってしまう時もある。
これに関しては自分が甘えすぎているなあ、と反省することもありつつ「いや、やっぱあんたが悪いぞ」と思うこともあったり。


日本人はそもそもギャップ大

個人的な意見であり、ざっくりまとめた言葉で言うと、家族・親戚の距離の近さで日本を下回る国を見たことない。
もちろんそれぞれの国に色んな家族がいるけど、あくまで日本の平均と他国の平均で比べたら、と言う見方で。

私は日本の核家族で育ったので余計、祖父母・叔父叔母・いとこに頻繁に会うことからしてイレギュラーである。

ましてや大人になってからなんて、連絡も取らなくなるし正月に毎年集まるわけでもなくなり、最後にあったのがいつかも思い出せない。

だからこそ他国の人よりもギャップや温度差を感じやすい部分はある。

日本でどうなの?日本の家族・親戚の場合はどうなの?と質問を受け、答えている最中に「日本では至って普通なはずなのに、まるで家族仲よくないみたいに聞こえるなぁ..」と思うこともある。

彼らには感謝しきれない

ここに書いたのは、私個人がメキシコでの「大人数の親戚の集まり」や「頻繁な集まり」などの環境に対して感じてしまうストレスについて。

決して親戚の皆の事が嫌いだとか、嫌味を言ってくる人がいるとかそういう状況ではない。

なんなら、彼の家族・親戚は常識人ばかりで彼らの行動・言動に対してストレスに感じることは何もないし、私を受け入れようとしてくれている事が伝わってくるので本当に感謝している。
彼の家族・親族がこの人達でよかったと思えるほど。

逆にいうと、まだ馴染めていない事や言語面など環境のせいでストレスが生まれているという事なので、時の流れと自分の感情の変化が「親戚の集まりに行ってはいけない病(ウソップ風)」をゆっくり治してくれるのを待つことにする。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?