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織姫


あいにくの雨です。

でもせっかくなので、七夕の思い出を少し。


私は、小学三年生の時に引っ越しをしています。
不安と寂しさで、毎日泣きながら学校に行っていました。

友達もまだ上手く作れていないなか、

学校で行われる発表会で、私たちのクラスは七夕の劇をやることになりました。


私は、織姫役になりました。

『主役だ、凄い!』ではなく、

誰もやりたがらないなか、転校生の私が推薦され、断る勇気もなくやらされた形でした。


始めは、「なんで?」と混乱していましたが、親にも「頑張ってみたら」と諭され、前を向くことにしました。


台詞を覚えて一生懸命やりました。

体育館の舞台の上で、端に立ち、「ひこぼし~」と大きな声を出すのに苦労しました。

何回も声が小さいと先生に言われて、

「ひこぼし~」「ひこぼしー!」と叫び続けたのを覚えています。

めちゃめちゃ恥ずかしかったけど、だんだん慣れてきて、体育館に響くくらい声が出るようになりました。


本番は、それなりにできたと思います。


発表会が終わった後、しばらく私のあだ名は『織姫』でした。


でも、織姫をやったおかげで、クラスの子たちと仲良くなれた気がします。

学校のあちこちで、「織姫だ!」とか「おりひめちゃん」とか声をかけてくれるようになって、私の存在を知ってくれるようにもなりました。


いつの間にか、泣かずに学校へ行けるようになっていました。

結果的にですが、押し付けられた織姫役のおかげで、学校生活に馴染むことができたのだと思います。



そうそう、

せっかく七夕の思い出なんだから、彦星役の子のことも書こうと思ったんですけど、実は、誰だったか覚えてないんです。

あはは、ごめんなさい。

だけど、彦星役の子と黒板に相合い傘を書かれて、イライラしたのは覚えているんですよね。誰だったか忘れているのに😅


今日は、特にあまり考えず、つらつらとおやすみnoteです。

ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。


でも、

黒板に相合い傘って、懐かしいなぁ(*´ー`*)


おやすみなさい(。-ω-)zzz












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