今の世の中って、物があふれかえり、食べる物に困ることもない時代が続いて、物質的な満足を求める人が少なくなった一方で、精神的な満足を求める人が増えています。

ようは、日々の食事の心配をしていた時代とは異なり、「自分の生きる意味はなんだろう」と悩み、それを見つけられないと「こんな自分はダメだ」と悩み苦しむというサイクルに陥ってしまいます。
人間ってやっかいですね(笑)

でも、この精神的満足って、実はあんがい簡単に見つけられることを知りました。

人には向上心があります。常に自分のまわりを良くしていきたい、もっとここを変えていきたい！と思っています。大袈裟に言えば世界を変えたい！ぐらいに思うこともあるでしょう。

そう思っても、心の中だけでは何も変わりません。

向上するためにの変化には「行動」が必要です。

そこで今の自分のポジションで「できること」をまずは考えます。

多くの人は「自分は何をしたらいいのか、何に向いているのだろうか？」という「自分探し」という迷路にはまってしまいます。
実は自分を探しても何も見つかりません。見つけようがありません。
自分は探すのではなく、自分を創っていくのです。
（こう書いてる私も、自分を探すという愚かな行動をとってました）

なので、「自分を探す」という雲をつかむような行動をするのではなく、たとえそれがどんなに小さいことでも、小さい範囲であっても、今の自分のポジションで「できること」に少しづつ取り組んでいけば、自分の快・不快がわかってきて精神的な満足を感じられるようになります。

そしてその「できること」の中身も変容していったりもします。

この「今、自分ができること」にフォーカスしていくことで、それが自然と精神的な満足につながり、やがて「生きがい」になるのだと思います。

私事でいえば、自分の子育てや、仕事で学んだ知識・経験をもとに「今、自分ができること」をしています。具体的に言えば「人生を楽しむ知恵やスキルを親御さんにお伝えして、子育てという人材育成に役立ててほしい」ということです。

この「今、自分ができること」を続けていくことで、世の中の子どもや親たちの人生に何かしらの良い影響を与えることができたなら、その精神的な満足度はこの上なく高く、ライフスタイルになっていくという意味でも「生きがい」になるでしょうね。