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依存って異常なの?【依存の心理学】

昨日まで依存症についての話をしてきましたが、番外編として、今回の話題は「依存」という言葉についてです。

依存と聞くと、なんだか少しネガティブな響きがありますが、実は私たちの生活のいたるところに依存は存在しています。

また依存している自分っておかしいんじゃないか?そんなことを思う瞬間もあると思いますが、けっしてそんなことはないです。

依存って何?

依存とは、何か特定のものや行動に強く引きつけられ、それがないと困ると感じる状態のことを言います。例えば、毎朝飲むコーヒー、ゲーム、スマホへの強い愛着など、これらはすべて依存の一形態です。

依存の普遍性

依存は、人間の普遍的な心理学的原則の一つです。つまり、誰もが何らかの形で依存を経験しています。それは食べ物、人、趣味、さまざまなものに対して感じることがあります。依存そのものは生物学的にも定義されており、単に依存症という病気だけを指すわけではありません。

依存症とは

依存症は、依存が過度になり、日常生活や健康に悪影響を与えるレベルに達した状態を指します。例えば、ギャンブルや薬物の使用がやめられなくなり、生活が困難になることなどです。

依存の肯定的側面

しかし、すべての依存が悪いわけではありません。食べ物や水、さらには親への依存などは、私たちが生きていく上で絶対に必要なものです。人間は生まれた瞬間から何かに依存して生きています。これは生命の反応として自然なことです。

依存の役割

依存は、安全を確保したり、不安を避けるための手段としても機能します。例えば、保険に入ることも、将来の不安から自分を守るための依存の一形態です。

まとめ

依存は、私たちの行動や感情、生活の多くを形作る基本的な要素です。それは時には問題を引き起こすこともありますが、同時に私たちを支え、生活を豊かにするものでもあります。

依存症には注意が必要ですが、依存自体を否定するのではなく、そのバランスを理解し、適切に管理することが大切です。

それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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