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メーカーで物流企画管理・各プロジェクト立上げの長年の経験からメーカー物流の課題や解決策の記事を配信します。 物流人材の育成やノウハウの伝承に悩んでいる方、メーカー物流に従事する物流企業の方、その他物流に関わる全ての人に向けて 有益な記事を書いていきたい思っています。

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    物流noteのまとめマガジンです。

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物流DAOはじめました

何とか今年中に立ち上げたいと思っていた 物流コミュニティの「物流DAO」をはじめました。 今回は物流DAOについて解説していきたいと思います。 物流DAOって何? 「物流の価値向上」のためのコミュニティです。 荷主の物流担当や物流業界の方をメイン・ターゲットにしていますが、これに限定せず物流に興味のある方ならどなたでも参加出来ます。 このDAOは物流に関して 1. お互いを高め合う場 2. 助け合う場 3. 活躍する場 を提供し、物流の価値向上の目的を達成したいと

    • 初めてのeLTAXを1人でやってみた

      今回も備忘録シリーズ、初めてのeLTAXです。勝手も分からず手探りで行いましたので、こちらの記録です。 全体の流れ 前回、決算からe-TAXを解説しました。今回は3から5番のeLTAXの詳細解説です。 決算の確定 e-TAXでの確定申告 eLTAXでの県民税の確定申告 eLTAXでの市民税の確定申告 eLTAXでの県民税・市民税の納税申告 eLTAXの詳細は以下のHPから確認して下さい。 https://www.eltax.lta.go.jp 全体については

      • 源泉所得税の納付方法2

        今回も物流とは関係なく備忘録として記載します。 納付特例の1月分 6月に源泉徴収の制度を初めて知った私は物流DAOは納付特例に該当し、次回は1月は納付必要と覚えていました。いざ申告という状況でした。 前回の状況はこちら↓ 対象 コンサルティングを受けましたのでこの報酬費用の源泉徴収が今回の対象です。 社員は私1人で報酬はゼロですので、このコンサル費用だけの申告になります。 e-Tax 申告はe-Taxです。 入力方法は前回の記事に記載しています。 今回入力し

        • 初めての決算と確定申告を1人でやってみた

          今回も備忘録シリーズ、初めての決算です。勝手も分からず手探りで行いましたので、こちらの記録です。 全体の流れ まず何をすれば良いのか分からないのでネットなどを調べながら行いました。調べた結果は以下の通りです。 決算の確定 e-TAXでの確定申告 eLTAXでの県民税の確定申告 eLTAXでの市民税の確定申告 eLTAXでの県民税・市民税の納税申告 コレだけ見るとあまり難しく無い様に思いましたが現実は…。 決算 まず決算で大きくつまずきました。 会計ソフト(

          有料
          100〜
          割引あり
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        物流DAOはじめました

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          マースクのコンテナ船を見に行きました

          2024年4月5日、ALL THE WAY TO ZERO、デンマークを本拠地とする世界シェアNo.1を誇るMAERSK社が計画する脱炭素社会への一手、メタノール炊きエンジンを搭載するコンテナ船のお披露目式がありました。こちらのレポートをしていきたいと思います。 私はコンテナ船のフォアマン、プランナー経験があります。また航海士の資格も持っており、どちらの視点でも本船を確認して行こうと思います。 イベントの概要 私が知る限り、コンテナ船の一般公開は聞いたことが無く、この企

          マースクのコンテナ船を見に行きました

          長尺貨物のバンニング

          今回はよく問い合わせを受ける長尺貨物のバンニング・デバンニングの解説をします。熟練の現場の方には当たり前のことが、現場を見た事がない人には全くイメージが湧かない代表的な作業です。 多くの方の物流リテラシー向上のためにも解説していきたいと思います。 よくある問い合わせ 長尺貨物について、よく質問を受けます。 というのも会社で扱っている製品が長尺貨物が非常に多いからです。 定尺材と呼ばれるものが12FT=3.65mで大きいものだと33FT=10.05m、特別なものだと更に

          長尺貨物のバンニング

          輸送モニタリング

          輸送ダメージが繰り返し発生した事はないでしょうか? その際にフォワーダーに聞いてもキャリアに聞いてもダメージの発生場所が特定出来ない事があります。こうなると有効な対策も出来ず損害が増えるばかりです。 そんな時に行うのが輸送モニタリングです。輸送品質の改善になりますので、今回はこちらの解説をしていきたいと思います。 モニタリングの必要性 輸送中の貨物に付き添って輸送状況を確認する事は非常に困難です。年に数回しか出荷されない貨物であれば最初から最後まで立ち会うことも可能で

          輸送モニタリング

          物流DAOの進捗(2023年12月)

          今回は物流DAOの進捗4回目です。そして2023年の1年も振り返ります。どの程度の進捗があったのかチェックしていきましょう。 参加者数 12/31時点で70名(前回63名、11%アップ)が参加しています。 アクティブユーザーの増加が課題だと考えていますが、朝の挨拶は活発になってきています。その時の話題のネタや課題を話し合うきっかけの場になっています。 https://aomina-web3-streamlit-main-t57m8c.streamlit.app/物流DA

          物流DAOの進捗(2023年12月)

          被災地のサプライチェーン

          今回は被災地でボランティアをしていた時にモノの供給に課題を感じていましたので、何かの参考になればと思い記載します。 専門家ではありませんが被災地がどのような状況になるのかイメージだけでも持って貰えると支援の助けになると思っています。 阪神大震災の経験 私が神戸の大学に通っている時に阪神大震災が発生しました。その時は運良く練習船に乗っていたので特に怪我などもありませんでした。その練習船から大学周辺へ支援物資を輸送するなどの支援活動を行いました。 1月の震災だったため早い段

          被災地のサプライチェーン

          温度管理物流

          今回は私が長年悩んだ物流の話です。 温度管理物流は行った事があるでしょうか?製品の品質を守るため温度を一定に保ちながら輸送や保管するものです。 これには様々な課題がありますので、この物流の難しさを説明したいと思います。 はじめに 私が温度管理に詳しくなったのには理由があります。私が管轄していた複数の温度管理倉庫が連続して空調機が故障し製品を多数損失させた苦い思い出があるからです。損失は相当な金額でした。 そこから原因分析と検証をして、ありとあらゆる対策を打った経験が

          温度管理物流

          自動化の落とし穴

          今回はXで連投した内容をまとめ直したものです。 自動倉庫と聞くとどの様なイメージをお持ちでしょうか? 人件費が削減できる、保管効率が良くなる、作業が効率的になる!と期待する人が多いと思います。 ところがここには大きな落とし穴がありますので、ぜひ物流に関わる方には読んで頂きたい内容です。 自動倉庫とは 今回のイメージが合うように自動倉庫とはどの様なものか解説します。 自動倉庫の導入 自動倉庫の導入時の動機は保管場所の不足です。保管効率だけを計算すると自動倉庫に費用

          自動化の落とし穴

          3Dプリンターの修理(Ender3)

          今回は物流とは関係ない備忘録として記載します。 今回修理した機種は”Creality Ender 3 V2 3Dプリンター”です。 これだけしか3Dプリンターは持っていませんが十分使えています。主に子供のおもちゃですがオブジェやちょっとした小道具の作成に活用しています。 不良の症状 購入して1年ほど経過した頃にプリントをしているとノズルからPLAのフィラメントが抽出されなくなりました。 一旦抜いて再度投入しますが改善されません。 ノズルを見ても異常なし、フィラメント

          3Dプリンターの修理(Ender3)

          STARLINKを追え!

          今回はXでポストした貨物トレースをまとめていきます。 物流DAO当初からのプロジェクト「旅するコンテナ」の企画の一部ですがリソース不足で進んでいませんでした。これを少しでも動かすためテスト用のアンテナを購入しましたのでコレを追いかけます。 物流関係者でない方はどうやって貨物を追いかけるのか参考になればと思います。 旅するコンテナとは? 海上コンテナにカメラ、GPS、STARLINKを搭載し、世界中の各航路を撮影し、配信するプロジェクトです。輸出入の手続きを参加者に体験

          STARLINKを追え!

          物流知識体系化

          今回は物流DAOの新しいプロジェクトを紹介したいと思います。 以前から物流人材の育成には苦戦をしていた経験がありました。考え直してみると、物流の所掌範囲が非常に広く育成にどうしても時間が掛かっていました。一方で事業の変化は早く体制は毎年のように変わります。安定した人材育成が難しくなっていると感じています。 そこで物流知識を体系化し、短時間で網羅的に物流の基本を学べる資料、物流業務で拠り所となる資料を作成したいと考えました。このアイデアの詳細について解説をしていきたいと思い

          物流知識体系化

          ざっくり学ぶ、輸入管理のきほん

          今回は輸入管理についてです。 輸出企業が多い日本では輸出管理は法定の体制を整えている会社は多いと思います。しかしながら輸入の管理体制となると明確な規定は存在しないため全く整っていない企業が多いのでは無いかと考えました。 と言うのも輸入事後調査で慌てる会社が多く、事後調査の相談を毎年受けています。輸入管理をどうすればいいのかのノウハウが少ないと思いますのでこの記事を確認して、突然の立ち入り検査にも耐えられる様に準備をしましょう。 輸入管理の考え方 輸入については荷主は関

          ざっくり学ぶ、輸入管理のきほん

          物流DAOの進捗(2023年9月)

          今回は物流DAOの進捗3回目です。 正直、あまり進んでいない感があるのですが、それも含めて状況を報告していきたいと思います。 参加者数 9/30時点で63名(前回54名、16%アップ)が参加しています。 コミュニティを活性化させてくれる元気なメンバーが増えたと思います。知らない事を学んだり、違った考え方に気づく場になればと思います。 https://aomina-web3-streamlit-main-t57m8c.streamlit.app/物流DAO_KPI プロ

          物流DAOの進捗(2023年9月)