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「シン」シリーズとは、いったいなんなのか?【鑑賞後感想】『シン・仮面ライダー』

先週の21日、金曜日からだったかな? アマプラで観られる。これはこれは、もう娯楽も安いもんだ。TSUTAYAでバイトをしていた身としては、なんつう時代になったものだと考えちゃうね。とか言っても、当然観るわな。


・詳細・評価

2023年
監督:庵野秀明
出演:池松壮亮、浜辺美波、柄本佑 ほかにも大物俳優いっぱい
121分
SF
85点

まあ、85点だね。ほんとうは80点だと思うんだけど(詳細はあとで)、しかし、圧倒的こだわり・熱意が感じれたので、それを加点した。

・庵野秀明の「シン」とは

庵野作品の「シン」シリーズは、「ゴジラ」「エヴァ」「ウルトラマン」どれも楽しく観た。今回の「仮面ライダー」も入れたって、僕は「エヴァ」も含め、とくにそれらに思い入れがあったわけじゃない。そもそも世代じゃない。たしかに「エヴァ」は世代だが、周りが騒ぐほど知らないし、それほど熱くもなれなかった。もちろん、さらっとは知っているし、綾波は好きだ。が、アスカもミサトさんも好きだよ。なんて、こんなふうに、ふわふわしているくらいだww

そもそも庵野さんの「シン」シリーズとは、いったいなんなのかと考えてみた。先に言っておく。何も見ていない。僕がこういうことを書く時に気をつけているのは、あくまで「僕の考え」を書くことなんだ。だから盛大に的外れなことを語るかもしれないが、それでもいい。そうじゃなければ、僕が記事を書く意味がない。

僕の考察

ー庵野秀明の「シン」シリーズとは?ー
ひとことで。彼の、青春の蒸し返しだ。懐古主義ってことを言いたいんじゃない。あの頃の青春を、もう一度体現したいんだ。そしてね、たぶん、ここがキモなんだけど、それを一緒に共感したいのが、子供じゃない。かつての自分、のような子供じゃないわけ。まあ、これはそう思うよね。彼が作るのは、あくまで彼の同年代や同志に向け作られた作品なんだと思った。だからマニアックで、オタクなんだ。当然、こだわりが強く、だからこそ熱意が伝わるんだ。どうだ、これが俺の青春だい! というコンセプトなんじゃないかと僕は考察した。言ってしまえば、自己満なんだ。

以上、掘っても仕方ない。あとは本作についての話をしよう。切り替える。もう背景の話はしない。『シン・仮面ライダー』の話だけをする。

・どんな映画?

仮面ライダーという偶像を使って、鑑賞者の理解などまるで無視し、ただただ練りに練った設定に忠実かつ、「オラオラ、どうだカッコいいだろう!!」と見せつけてくるオタクな映画。

全然短くないんだけど、許して汗
誤解しないで欲しい。面白かった。それではいつものように時系列にそってセリフの引用、コメントなんかして語らせてくれ。

君は、組織が開発した昆虫合成型オーグメンテーションプロジェクトの最高傑作だ……

体内とエナジーコンバーターに残存している「プラーナ」を強制排除すればヒトの姿に戻る

え、え、なんて?汗
あっ戻った!
いやいや「プラーナ」とはww

本郷猛(池松壮亮)、頭脳明晰、スポーツ万能。なれどいわゆるコミュ障。それが原因で現在は無職。バイクが唯一の趣味。

なれど?

それに、ヒーローといえば赤なんでしょ?

はい、はい、それは認めるよ!
あっ、赤の話じゃなくて、浜辺美波がいいのよ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「辛い」という字に横線を1本足せば
「幸せ」という字になる。
幸せなんて辛さのすぐ近くにあるものよ。
少なくてもその辛さをあなたが背負うことで、
誰かが幸せになっている
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

がダメ、
このポエムは僕には刺さらないってww

19min
あっ佑がいた。
※彼は主要キャストなんだが、僕は事前情報ほぼなしで、池松・浜辺以外に誰が出ているのかよく把握していなかった。だからじゃないが、見つけて嬉しい佑。

ってか、「プラーナ」っていったいなんや!!

21min
おいおい大物出たぞ。豊と工だ。豪華やん。

なになにショッカーの目的は……
ふむふむ。ふむふむ。

ああ、もう!!
SF!
中二病!!
やばい・やばい・オタク過ぎる。

あっ、松尾スズキ。やべえ。
いやいや繰り返す。オタク。

もう本編にはふれないつもりだった。

ところが、ぎっちょん!

なんだこのセリフ!ww
ごめん、わからない。たぶん、元ネタがあるんだろうが、わからん汗

が、とにかく
色々とこだわりは感じる。

Let's 世直し!
ややや!
何事かしら?
はにゃにゃ!
これは
Little bad ね
ちょっと早いけど
ここで
showtime としましょ
さあ Let's party!!

BGMがいい。
がしかし、しかしよ、まさかだよ。
これは秘密。半端ねえ。

ecstacy ecstacy
スーパー ecstacy!!

いいわ!
もっと幸せにして~

とにかくよ、サソリオーグがやべえのよ。
レベチなんだww

あなたたちも好きねえ
いいわ very good!
好きなだけ楽しみましょう

ああ、にして強烈だった汗

で、お次はハチオーグなんだけど、この「ヒロミ」についても書きたいことはめちゃくちゃあるが、我慢する。気がつけば、色々な作品に引っ張りだこだね。

48min(あっ、まだここですww)
キターーーーー!!
このメロディ♪♪
いいやん、カッコいいやん♪♪

(中略)

なになに? ハビタット世界???
あーもうダメだ。ついていけない汗

あっ、未来!
久しぶりやん

なんだ、ぱりはらいずぶろぐらむww
もう、分からなさ過ぎてひらがなで書く笑

幸せなユートピアだ
いいえ。不幸なディストピアよ。

うーん。多幸感の上書きねえ、、

で、当然結末までは書かない。
さらっと読み返したが、観ていない人にはポカンだろうな笑 やべえセリフの引用多めだしww
だ・け・ど
シンプルに、凝った設定のことはあまり考えないでOK。難しい! オタク過ぎる。だけどね、映像は奇麗だし、細部に凝っている、こだわりがある。アクションもいい、浜辺美波は純粋にいい。下で書くが、罵倒されたいなら観た方がいい。このヒステリックでサディスティックな感じがとても似合っているんだよね!
「ザ・映画」みたいな構成で、けっこうもりもりです。で、ディストピア。

はじめの「詳細・評価」で書いたけど、作品は80点だと思うんだけど、でもどこかで贔屓目にさせるような想いを感じて、加点した。
さいごに大事な事、これね、真面目に観ようとすると損する。分からなくていい! 分かろうとすると損だよ。そりゃそうよ、戦争と同じなんだ。その背景のひとつひとつ拾ったらわけわからんくなるでしょ。どっちにだって正義があって、戦う理由は様々だ。なんか例えに失敗した感あるけど汗 単純に娯楽として観ればいい。ああオタク映画ね、了解ぐらいのスタンスでOK!
と、僕は思うよ。

・この映画のいいところ、特徴等

浜辺美波に罵倒されたいなら観るべき!

ちょっと言い過ぎかもしれないが、庵野さんは彼女にこんなセリフを言わせるんだ。またその時の顔もいいんだよ。やべえ、変態みたいだww

いくら潜伏に向いているからって
ここ、何もなさすぎ!
いい加減シャワー浴びたい!
せめて服着替えたい!

あなたもその着たきりスズメの防護服、
そろそろ洗いなさいよ!
さっき、すごく匂ってたし!!

と、こだわりについて

もちろん彼女はとても魅力的だった。が、とにかく撮り方がいいんだよね!

と、僕が「仮面ライダー」についての背景? 一般教養を知らないだけかもしれないが、設定よ! ほんと、凝った設定っぽいところ(ごめん、↓で書くが僕はよく理解できなかった)ね。

ほかにはセリフ回し、サイクロン(バイク)やその他すべてのディテール。よかったよ。たぶん僕が気づいていないだけで、他にも色んなことに凝っているんだろうな。ということは容易に想像できるww

映像もね、とっても綺麗だった。

・ちょっとこれだけは言わせて

マジでその設定についていけない!

「どんな映画?」でもちょっと書いたが、とにかく分からん。
この世界観と用語よ!
用語集いるわww
いや、もちろん僕の理解度の問題はあるだろうが、それにしたって内容てんこ盛りでさ、なのに展開も早くてさ、というか、もう優しくない!
……書いてて思った。わかった!
きっとそうだ。
たぶん、設定理解は必須じゃないんだ。だからか、うん、勝手に納得。そんなことしなくても十分楽しい。
ま、とは言ってもせっかくの凝った設定だ。分かればもっと楽しいのかもしれませんね。

でもね、それも分らない。ただ庵野さんが自由に、好き放題しているだけに過ぎないのかもしれないからね汗

たぶん故意でしょうが、池松の棒読みについて

結論から言えば、僕には
佑>>>>>>>池松
ってくらいの背景がまずあるが、いや、さすがにそこまででもないが、誇張して言えばそう。それでね、ワザとでしょうが、もうポンコツなんか、ってくらいに棒読み。また目立つのよ。周りが凄すぎて、だって隣には浜辺美波でしょ、彼女のルリ子はたまらなく良かった。めっちゃハマってた!

が、池松さん。という感想はあった。


なんか、書き忘れていることがあるような気もするが、おわり。

まあ、よかったら観てみて!
これで〆る。

最後まで読んでくれてありがとうございます。
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なお嬉しいです。よろしくお願いします♪♪
また次の記事も読んでくれたら嬉しい(過去記事も)。それではまた明日!

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