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【随筆】ガードマンさん、暑いよね。溶けそうだ。ねえ、その手に持っているハイウォッシャー、僕に向けてくれませんか。

サムネとタイトル、それだけじゃ分からないよね汗 もちろん前文がある。こんなだ、

まさに灼熱だったし、愉快なくらい快晴だったんだ。こんな炎天下、だけど僕は走ろうと思ったんだよね。「嘘だろう」「とち狂っている」「バカだ」僕も、そう思うよ。

ジムには、ならして2日に1回は行く。筋トレはいいんだよ。若干マンネリかもしれないが、確実にルーチンに、生活の一部にはなっている。だけど、ランニングがねえ、こうクソ熱いと乗り気がしないわな。

朝か、夕方、夜にでも、ちょっと涼しい時間帯を狙ってたまには走ろうかなとは思っていたんだ。

そう、最近はね、走っていない。

今日、外を見れば、それだけで具合が悪くなりそうなほど、暑そうだった。昨日と一昨日はゲリラで雨が降った。その、前兆はあった。でも、今日は違う。今日は、そんな心配は杞憂だ。ただただ猛暑日。雨予報はゼロだ。

でも、

僕は、走ろうと思ったんだよ。この、クソ熱い炎天下のもと、信じられないだろう。ほんとだよ。まさに、やれやれだよ。

同じ物書きであれば共感できると思うけどさ、たまに書かされていることがあるよね。こんなつもりじゃない。なのに、結末は捻じ曲げられ、堕ちていくことがある。全然ハッピーじゃないんだ。僕はハッピーがいいのに、書き手の僕を、僕の意志を無視して、物語に書かされることがある。

感覚的には、それに近い。こんな日に、走りたくなんかなかった。冷房の効いたジムで、バイクでも乗りながら、本でも読んで、優雅に有酸素運動がしたかった。そしてその後にスクワットなんかの下半身の筋トレ、無酸素運動がしたかった。

でも、走るんだ。この、外を。

これ以上、文句を言ったって仕方がないんだ。分かっちゃいるけどしちゃうこと、シンプルに言えばそうかも。ダメだけど、しちゃうこと。極論、信号無視、居眠り、欠伸……

そんなつもりはなかった。するつもりなんてなかった。日常にも溢れていると思う。

例のごとく、導入が長くなった。


走り出せば分かる。風が気持ちいい。全然走れる。そこまで悪いものじゃない。が、気がつけばカラカラだった。まだ4キロほどだ。

絶対に、いつもと違う。1.5倍、そのくらいの疲労? しんどさがある。喉が、異常なくらい渇く。

まだ4キロだぞ。喉が渇くってのは、走っていても、なかなか長時間走らないことには感じないことだ。

これは、灼熱、快晴のせいか。
だんだん愉快になる。おかしくなる。

引き返そうかな。でも、そしたらここが折り返し地点になる。微妙なところだな、環状線に走れば、このまま進んで、半径を小さくした〇にすれば、そっちのほうが優位だ。距離を短くする、という意味で。でも、本当にそう出来ようか、葛藤があった。でも、立ち止まらない。

知っている。ダメだ。立ち止まれば、沼だ。ハマる。

暑い、暑い、暑い……
やべえ、なんというマゾプレイ。熱中症になるぞ。全身から「発汗」する。

遠くで、前方で、アレが視界に入った。まさに僥倖!
全身から「発汗」という「ヨダレ」が滲み出ていた。

そう、これこそだ!

そこは白い仮囲いで囲われ、囲いが途切れた箇所は車両の出入り口で、工事現場の入口であり、出口の前だった。

ガードマンさんがいる。お互い、くそ暑いよね。まあ、あなたは立派な仕事だ。僕は、ただのジャンキーランナーだよ。ほんと、溶けそうだよ。ねえ、その手に持っているハイウォッシャー、すごいね。それで地面を湿らせ、少しでも涼しさを演出しているのかい?
ほんとは知っている。中から出てくるダンプの足、タイヤを綺麗にするためだってこと。でも、そんなの関係ねえ。
それ、僕に向けてくれませんか。そしたらきっと、少しはマシになるはずなんだよ。ねえ、


……とは言えなかった。コミュ障の僕だった。

妄想癖にもほどがある。僕は、そんなことを考えながら、目の前を走って通り過ぎた。

断っておく。僕は、緊張しいで、たまにどもるし、言葉に詰まることもある。人見知りなんだよ。

だ・け・ど
表面上はコミュ力がある方だと思われている。しかも、とっても。そりゃね努めているからですよ。だから、そう見えるだけだよ。

いやいや、人見知りだ!?
うそつけ。と、言われるが、そうなんだって、僕は、努めているんだよ。

でも、まあ仮にガードマンさんにそんなこと言ったところ、困っちゃうわな笑

だから結果良かったのかもしれない。未然でよかった。


そんなことが午前中。結局7キロ、キロ6分で走ったが、もう死ぬーとか思ってからは歩いた。とにかく歩いた。

外から見て、走っていたら「ああ、こんな暑い中頑張っているんだね」が、あるかもしれない。もちろん、こんな暑い中「バカじゃねえのかよ」もあるかもしれない。

でも、
死ぬーみたいな顔で、帽子も被らず軽装。水分も持っていないやつが、歩いていたらどうよ、

なんかの罰ゲームかとさえ思うよね。

そう、軽装だったんだよ。タオルはもっていた。でも、水分は持っていなかった。ほんとね、命にかかわるから、大反省よ。でもね、気がついたんだ。携帯にauPAYがあるじゃないか!(ほとんど使っていないが汗)

自販機を探せ!
ちょっと走ったよね。見つけた!
近づく、えっと、
未対応やないかい!
これだから田舎は!
たまに、こういう時に感じるよね。まあ都会じゃないんだ。なんたって近くには田んぼがあるしな、言い過ぎだった。これは、僕が悪い。

ちょっとだけ思い出した。僕は地方大学なんだけど、調査研究で、他県に行った際、自販機でジュースを買った後輩。110円だった。200円を入れて、おつりが10円玉9枚できた。これに、後輩が、だから田舎は嫌なんだって言った。思い出した。

たぶん後輩の話、あまり田舎は関係ないと思う。しかし、今日の僕の想定は、僕が甘かった。自販機目指せじゃない、あそこのローソンよ。あそこまで走ろう。初めからそう思えばよかった。

走った、歩いた、走った、歩いた。もう、ほんと、カラカラだった。着いた。何を買う。水か、アクエリアス系か、それともノンアル笑

違う!
コーラだ!!

ぷはあ、死ぬほど美味かったぜ!
発見があった。一気に飲めない。

喉が、焦ったらしい笑
少しむせて、でも、ぐび・ぐび・ぐびと
4,5回に分けて飲んだ。

最高だったね。
こう演出次第で、最高なんてちょろいぜ。

さて、
ガソリンを入れた。家まであと少し。にしても灼熱、快晴、ああ愉快だ。

休日だ。午後は本読んで、この記事書いて、本書いて、夜はビールだね♬

最高じゃないか。これで〆る。

過去記事から、ランニングの記事を抜粋した。
こちらもよかったら♬ 
読み返した。悪くなかった。
僕は、どの記事も好きだな。また自画自賛ww

最後まで 読んでくれてありがとうございます。
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よろしくお願いします♬
また次の記事も読んでくれたら嬉しい(過去記事も)。それではまた!

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