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4年ぶりに彼氏できちゃった

2023.5/22
私に久しぶりに彼氏ができた。間に好きな人が2人いたが交際に発展したのは実は4年ぶりのことになる。
好きな音楽が共通しており同じ界隈で時々関わることがあった、Twitterで出会った1歳上の男性の方。女冥利に尽きるほどに愛されている。間違いなく幸せだと言い切れる、まるでご褒美みたいな甘い恋が、春がやってきた。

私のこの4年を振り返るとしたら起立性調節障害を患って2年半唯一の救いだった恋と、冬と寂しさの中で強さに圧倒されただ飲み込まれるだけの短命な恋と2つあった。
特に2年半恋をしていた方は私を物凄く成長させてくれた。3分の2くらいは関係が良好でなくて1人で抱えて悩んでいたけれど、恋愛タロットのYouTubeによくお世話になって色々な考え方を吸収して明らかに価値観が大人になったし、外見もその期間で物凄く変化して、結局お別れを私から切り出して関係性自体は終わってしまったのだけどそれ以外で得られたものが大きかったなと思う。短命だった恋は残っていた幼さを消化したような感覚で、何かを得るというより前述した方のおかげでかなり成長できたんだなと実感できた機会だった。
なかなか上手く良くならない病気、長く苦しく悩み続ける恋愛、軽音部のバンドでの人間関係、高校中退、フリーター生活、高卒認定試験と再び雲行きが怪しくなる体調、決して楽ではない道を進んできた4年間だった。

ああ、そばに無条件に優しくしてくれる人がいたらいいのに。物理的に支えてもらえなくていいから、この人がいるから頑張ろうと思える精神的な支柱があったら、と思った。
そんな時に彗星の如く現れて、アプローチしてもらって正直1番最初は戸惑いが大きかった。彼は界隈のファンの中心にいて色々な人とやり取りをしたりオフ会したりしていて、私はFFさんと気持ちが共有できれば良かったからただ繋がっているだけで同じ界隈の人間と言えど関わりはほとんどなかった。私はもちろん彼のことはTLで度々見かけていたから認知どころじゃなくて、いいなあすごいなあと思っていたしたまにいいねやリプを交わしていたけれど、まさかあちらにも認知されていて恋愛対象として見てくれているなんて思ってもいなくて、恋愛として気になっていると言われた時には驚いたしそんなことあるんだ!と衝撃を受けた。
気になっていると言われてからDMを頻繁に交わすようになったのだが、自分の気持ちとしてはDMを交わしているだけでは正直本当にこの人が恋愛対象で、この人と付き合っていけるのか解らなかった。もしかしたらそういうふうになるかもしれないとは思っていても、それでも2人でしっかりと話したこともなければ会ったこともない人なのには変わりなくて、自分がどう思っているのか、自分がどうしたいのか不透明でそれが不思議で仕方なかった。私は本当に次に恋愛をするのはこの人でいいの?と自問し続けていた。DMを交わして、めちゃくちゃ緊張しながら通話して、たまたま私の最寄り駅で夜少しだけ時間を取って会えることになった。それが初対面であり正式に恋人となった日、つまり5/22である。

私は正直物凄くペースが遅い。
通話するのもその日に会うのも、自分のペース、自分らしさに嘘をついてるような気がして気が乗らない部分はかなりあった。だが薄々私はこの人と付き合うのだろうなと思い始めていた。根拠などない、勘だ。
私の感情云々ではなく、2人がきちんとした形で繋がっていくように運命が転がり始めているんだろうなという、そんな感覚があった。気が乗らないだのいいながら黙々と準備をして夜風を浴びてヒールを鳴らして外を歩いているのだからなんだかんだ興味があるのである。
私を好きだと言う男がどんな人なのか。
本当に嫌だったら適当な理由をつけて断ってしまえばよかった。関係も浅いのだからなんとでも言えた、でもそれをしなかった。その事が全てなのだと思う。どう思ったかより、どう行動したか。私は彼と付き合うための赤い糸を断ち切ることなく指でなぞって、そうして今日、恋人という関係になっているのである。そう信じている。


1ヶ月記念日からこのnoteを書き始めて推敲してなんだかんだ2週間ほど経っている。
今はハッキリと彼が好きだ、彼しかいないと思えていて結婚を前提に真剣な交際をさせて頂いている、大変光栄で幸せなことだ。付き合ってからのお話はまた今度。
こんな世の中にありふれた日記を読んでくれてありがとう。ではまた。

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