自覚

いつからだったろう
人を好きになる事が
怖くなった

想い忍ばせて
ニコニコしていることに
罪悪感が湧いた

きっと君は無邪気に
信じてくれているのに

「好きだよ」なんて言ったら
どう思われるかな

敢えて目を背けていた
抑えきれない胸の高鳴り

あぁ、わかっちゃったな
これは『恋』ってやつだ

気づいた途端
僕の手からすり抜けていく

報われぬ恋を
何度か重ねる内に
臆病になった

理想や期待は
勝手に膨らむけれど
必死に隠した

こんな僕の想いが
バレてしまったとしても

今まで通りに
笑ってくれますか

恐れて苦しくて
だけど行き着く答えはひとつ

あぁ、この想いを
無かった事にできない

独りよがりと
そしりを受けようと

想って想われて
そんな奇跡を願い続ける

あぁ、例えどんなに
傷つくとわかっていても

燃える炎が
胸焦がし続ける

君が好きだと
気づいた日から

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