眠りは故郷
ぐっすりとどんな時も
やさしくわたしを包み込んでくれる
夢は故郷の映画館の匂い
いつか何処かで観たような風景ばかり

だから
おやすみ、でなく、ただいま
眠る、でなく、帰る

人生は都会
華やかな夢が散りばめられた
目覚めは旅立ち、人は夢を追いかけ
毎朝、故郷駅から都会へと旅に出る

だから
おはよう、でなく、いってきます

眠りの中で夢を見るように
人は目を覚ましても
また夢を見る
丸で叶わない夢を見るため
人はせっせと目を覚ますように

だから
おはよう、は、おやすみ

人生は戦場
たたかうために
人は目を覚ます

だから
人には誰にも故郷がある
いつかまた
たたかい疲れて帰る場所

だから
おはよう、は、いってきます
おやすみ、は、ただいま