(詩)桜の娘さん

道端のたんぽぽが
散った桜の花びらに
埋もれている

たんぽぽはにこにこ
桜の娘さんたちに囲まれて
夢見心地の春心地

ところがそこへ
思い切り風が吹いて来て

あゝ無情
やっぱり桜は
春の日の一瞬の夢か

たんぽぽもため息を吐く
春の午後

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