こんにちは、元パティシエ女そーちぃです！

パティシエ知識を活かしてケーキ１つ１つをオタク目線で掘り下げて★5段階で勝手に評価していきます。

アオリンゴバナナを読んだ後、ケーキを選ぶ時間や食べるがちょっと楽しくなれば嬉しいです。

今回は"苺のショートケーキ #3”

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苺のショートケーキ ¥450(込)

苺のショートケーキを記事にするのは3度目になりますが本当にお店によって全然ちがうので今までの記事と比べながら読んでみてください。

まずは苺のショートケーキだけに関わらずケーキ全般に言える定番の5項目を評価

そこに加えて苺のショートケーキだけに言える4項目を評価していきます

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定番の5項目

①ショーケースの並び方 ★★★★★

今回お店に着いたのは15時過ぎ頃
ケーキの数も種類もたくさんあってショーケースが埋まっているのが嬉しいですね

暗めの色のケーキの横には明るい色のものを並べたり見せ方が綺麗で、どの位置から見てもショーケースの中が彩り鮮やかです。

色をそんなに使わずにシックな色合いの商品を並べてるお店だと気にならないけど、色がある商品を多く扱っているお店だと暗い色のケーキばかりを隣同士にして並べるとショーケースの中でそこだけが目に入りにくくなったり美味しそうに見えなかったりして売れ方も凄く変わってくると思います。

どれだけ近くでみても欠点が見つからず良いところばかり目に入ってきます

プライスカードも全部真っ直ぐでケーキの向きも揃っているので統一感があってまとまって見えます。

もうひとつ気付いたのがフルーツがとても綺麗に見えるなーと言うこと。
ホールケーキにデコレーションされているフルーツ(特に分かりやすいのはりんごやメロン)も、2段目のロールケーキに飾ってあるフルーツも厚さと切り方が揃っていてこれもショーケースがまとまって綺麗に感じる理由なんだと思います。

なんの迷いもなく★5！本当にめちゃめちゃ綺麗なショーケースでした。

②見た目の第一印象 ★★★★★

ショートケーキの仕上げはナパージュてコーティングされたツヤツヤな大きな苺が一つのっていて手前に飾り絞りがあるシンプルな仕上げです
(ナパージュについては後半に詳しく説明します)

#2のショートケーキで葉っぱ付きの苺は緑が入って綺麗だと言う話しをしましたが、このように色付きのピックをつけてもメリハリが出て綺麗に見えます。

③どの角度から見ても綺麗か ★★★★★

後ろ側も前から見てる状態と変わらず綺麗、苺もまっすぐ置かれていて先端部分も崩れることなく三角の形がしっかりしています。

飾りの部分の生クリームはツヤがあって、絞りの線もくっきりと出ていてきれいです。

④フィルムの巻き方 ★★★★★

三角のどの角も崩れずにぴったりとフィルムが密着しています。

上から見た時もフィルムがたるんでいる所もありません。

巻き始めと巻き終わりもピッタリまっすぐ揃っているし、開け口部分が①と平行になっていてすごく綺麗に見えます。

⑤フィルムの最後の切り口

今回のショートケーーキはフィルムを切らずにそのままの長さで使っていたので、切り口の部分の評価は省略します。

苺のショートケーキだけの4項目

①主役、苺の裏側のあれこれ★★★★★

＃1.＃2 のショートケーキは苺に粉糖がかかっていたけどこちらの苺はナパージュで仕上げてあります。

ナパージュとは水と砂糖とペクチンで出来ているツヤ出し用のゼリーみたいなもので、お菓子の表面やフルーツに塗ることで新鮮に美味しそうに見せるのに使われたり空気に触れて乾燥するのを防ぐ役割や、ゼリーで固めてフルーツの飾りの形状を保って形を崩れにくくするために使われています。

ナパージュ付きのもので気をつけたいのは、ナパージュの量が多すぎてゼリー部分がはみ出てしまい下のクリームが崩れて見た目が汚くなってしまうことです。

そこを注目して見てみてもナパージュがはみ出る事なくクリームの形も崩れずに綺麗な状態です。

ヘタの切り方が綺麗で苺を取った後のクリームにも色移りしていません。

切れ味の良くない包丁で切ったり切り方が下手だと苺から果汁が出てベチャッとなってしまったり、苺を取ったあとのクリームに果汁が赤く染みていることがあります。

②サンドのクリームの状態 ★★★★★

ショートケーキにサンドされている生クリームは
カットするときに切りやすいようにとか、上からスポンジや苺が乗っても崩れにくく丈夫な状態を保つために外側に塗られているものよりも硬めに立てられた生クリームが使われてます。

ですが、生クリームは硬く立てすぎるとボソついてしまって口溶けが悪くバターっぽくなってしまうので食べた後にずっと口の中に残ってるような感じになってしまいます。

こちらのショートケーキはよくこれで形保ってたなと思うぐらい柔らかくて滑らかで、口の中ですぐ溶けちゃうようか感覚で本当に本当に最高でした。

③サンドの苺の状態 ★★★★★

苺はスライスで2段にサンドされているタイプのショートケーキです。

スライスの時に気をつけるところは薄く切りすぎてフニャフニャにならないようにする事と苺の切り方を雑にしない事
雑にしてしまったり切れ味のわるい包丁だと果汁がたくさん出てしまってベチャッとなってしまいます。

こちらの苺の状態は2段とも食感がしっかりしていて上に乗ってる苺と同じぐらいフラッシュで美味しい！

④スポンジとクリームと苺のバランス
★★★★★

スポンジが3枚で生クリームと苺が2段ともにサンドされているタイプ。

サンドされている生クリームの量が絶妙で3段一緒に口に入れたときに生クリームだけが残ることなく全部が一緒に無くなる感じで(伝わるかな？)とにかくバランスが丁度良い。

あとはこの1番下になっているスポンジのフカフカさがすごい！生クリームが軽いせいかスポンジの状態が最高なのか分からないけど重みで潰れる事なくこの分厚さすごいな〜〜〜

スポンジの状態って凄く難しくて、焼きがあまいと弾力がなく気泡が潰れてぎゅっと沈んでしまうし逆に焼きすぎると水分が飛びすぎてパサっとしてしっとり感0になっちゃったりする。

どんな配合でどんな焼き方してるんだろ？教えて欲しいと思うぐらい本当に美味しいスポンジでした。

総合★★★★★

ごちそうさまでした。

気になるとこが本当に一つもなくて褒めるばっかりになってしまいましたが、とにかく美味しくて食べてる時も食べ終わった後も幸せでした。

今書きながらももう1回食べたいと思うくらい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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次回は１月２２日土曜日に記事がUPされます
おたのしみにー！！