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心気症

心気症は、自分が何かしら重篤な病気にかかっているのではないかと思い込み、強い不安が生じる精神疾患
です。(https://medicalnote.jp/diseases/%E5%BF%83%E6%B0%97%E7%97%87より引用)


わたしはきちんと診断を受けた訳ではありませんが、小さい頃から心気症の傾向があります。

幼稚園の頃、少し足を攣っただけでとても不安になり保育士さんに泣きながら報告したり、パセリを始めて食べた時にその苦味に驚いて自分はもう死んでしまうのではと思い込んで親を困らせたりしました。

幼い頃はまだ病気についての知識などはなくこの程度の騒ぎだったので周りの大人に説得され、それで事は収まっていました。

しかし、ネットを見るようになった中学生頃からは、怖い病気の記事などを読んでしまい、その兆候が自分にも出ていると思い込んで騒ぐという事が一度や二度でなく起きるようになりました。

こうなると何日も、病気かもという不安で夜も眠れず、食も細くなるなどが続きしんどかったです。

このような場合、親は何ともないとは言い切れないので、病院へ行き、診察や採血など検査をしてもらうという流れになりました。

そうやって騒いで深刻な病気であったということは一度もありませんでした。

そしてその度に、親に心配をかけ費用も使わせてしまうこと、医療機関にも無駄な時間を使わせてしまうことを、本当に申し訳なく思っていました。

ただこれらの症状は一度、高校2年生の時からおさまりました。

なぜかはよくわかりません。

ただその時は通信制の高校に転校したタイミングだったため、少し心に余裕ができたのかもしれません。

この頃は、今まで何であんなに病気かもしれないと怖がっていたんだろう?でももう大人になったしそんな実際にはないことで悩まないもん!と思っていました。

しかし、その治っていたはずの心気症の症状が最近また起こりはじめました。

近頃が、退職や発達障害と診断を受けるなど、なかなかストレスが溜まる状況だったからだと思われます。

こうなるとまた大変です。

頭の片隅ではそんなはずではないとも思っているのですが、不安が頭をこびりついて離れず、夜だけでなく日中も憂鬱です。

(ちなみに今は、なかなか消えない歯茎の口内炎をきっかけに歯の根が折れたかも、と怯えています。)

こうなると歯科医院に行って検査してもらうしかないと思ってはいるのですが、一方で、本当に歯の根が折れてて最悪抜くことになったら…というのも恐怖でなかなか行けません。

何だか昔はそうでもなかったのに、最近は病院に行くのも怖くて…

こんな周りからみたらしょうもない思考回路のおかげで、今回の心気症の症状もなかなかおさまらず、現在困っています。

こうなると長いこと心気症の症状が治らないのでは、と不安です。

大元の心気症の改善を目指すには、今かかっている心療内科に相談するのが一番なのでしょうが、こんな話をするのもなんだか恥ずかしいし、ちゃんと説明できる気がしないと躊躇してしまっています。

そもそも考えてみて不思議なのは、わたしは長生きしたいとか健康でいたいとかは全然願っていないことです。

なのに何で病気かもということで恐怖を感じるのか、自分でも不思議です。

人生どうにでもなれという思考と心気症、この2つは矛盾しているように感じるのですが、どうやらわたしの中には両方が潜んでいるようです。

とりあえず今の心気症の症状である、歯についての不安が、早くどうにか解決するように努めたいです。

そして次に何も起こらないようにと願っています。

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