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Scrapboxを使った読書記録

こんにちは。shiroです。

今回は、私のScrapboxの活用法の一つである、Scrapboxを使った読書記録についてご紹介します。


Scrapboxとは何か

Scrapboxは、一言で言うとクラウドのメモツールです。

チームでも個人でも使うこともできます。

使い方はプロジェクト(箱)をまず作成し、その中にページ(メモ)を蓄積していく形です。

作成したものはプロジェクト単位で公開することもできますが、自分専用に非公開にして使うこともできます。

NotionObsidianなど似た使い方ができるツールは複数ありますが、
Scrapboxのメリットとしては、リンクを作成したページ同じハッシュタグが使われているページが、下の方に表示されるので、たくさんページを作成しても、ページ同士のつながりが後からでも一目で分かることです。

ちなみに、"[ ]" で囲むと別ページへのリンクになり、"#"を使うことでハッシュタグになります。

Scrapboxについて気になった方は、ぜひnoteで「scrapbox」で検索してみてください。

私のScrapboxの使い方

私の場合は、自分専用のメモツールとして、非公開で使用しています。

・心に留めておきたい言葉を記録する
・読んで面白かったり、ためになった記事をまとめる
・読書の記録場所

主な使い方

主な使い方は上記の3つです。
そのうち、「読書の記録場所」としてのScrapboxの使い方をご紹介します。

読書の記録場所としてのScrapbox

本自体の記録はブクログへ

皆さんは、読んだ本について記録を残すことはありますか?

私は読んだ本や読みたい本自体の記録は、「ブクログ」で行っています。
タイトルで検索することもできますし、ISBNを読み取ることもできるので、とても便利です。

使い方はシンプルです。

・読みたい本を見つけたら、忘れてもよいようにブクログにタイトルを追加
・新しい本を購入したり、図書館で本を借りたらタイトルを追加

私のブクログの使い方

忘れてもよいようにというのがポイントです。読みたい本を見つけても頭で覚えておくのにも限度がありますよね。書店に寄ってもタイトルを忘れてしまっていた、ということも私の場合はありました。その点、ブクログに記録をしておけば、いつでも確認できるので助かっています。

ブクログでは、読んだ本についての評価、感想も追加できるのですが、私はできるだけ記録するハードルを下げたいので、タイトルと読んだかどうかのフラグのみを残しています。

後から振り返って、自分はこういう分野に関心があるのだとか、この本は登録したけど読んでいなかったというのが把握できるのが良い点です。

読むかどうかに関わらず、気になった本はどんどん登録すると、自分の気になる分野や傾向が分かって面白いと思います。

Scrapboxで読書の記録を作る

実際に読んだ本については、Scrapboxに本の詳細の情報を記入したページを作成しています。

テンプレートはこんな感じです。

Scrapbox上のページのタイトル:読書記録テンプレート
←著者名『タイトル』に変えて使います。
#読んだ本 #タイトル #著者 ←ハッシュタグ
【ページの中身】
YYYY-MM-DD (  ) ←ページを作成した日
書誌情報など
 ・書名
 ・著者名
 ・訳者名
 ・版
 ・出版社
 ・出版年
 ・シリーズ
 ・ISBN
 ・入手日
 ・読了日
 ・その他

読書記録のテンプレート

「読書記録テンプレート」というタイトルでScrapboxに一つのページを作成して、記録するときはそのページをコピーしてタイトルを変えて使います。

書誌情報は毎回すべてを埋めているわけではなくて、書名、著者名、出版社、出版年、ISBNぐらいまでを埋めることが多いです。
読み終わってからページを作成することもあるので、入手日と読了日も「2023年11月」ぐらいにふわっとすることもあります。

あまり気負わずに、書ける部分だけ記録しておくのが続けるポイントかもしれません。

ハッシュタグについては、1点だけこだわっています。
それは、読み終わった本を記録するときは必ず「#読んだ本」というタグをつけることです。
私の場合は同じプロジェクト内に、読書の記録以外のことも残しているので、こうすることで後から「#読んだ本」のタグが付いたページだけに絞ることができるので、おすすめです。

気になる言葉やアイデアを記録する

本を読んで気になる言葉や考え方があった時は、書誌情報に続いて、その言葉を抜き書きしたりまとめたりして記録していきます。

その時のポイントとしては、記録しておきたい言葉自体を、"[ ]"を使って別ページにしてしまうことです。

例えば、ある本を読んで気になる言葉を見つけたとき、

本の情報の下に、
・気になる言葉
と書くのではなく、
・[気になる言葉] 
と書いておく。

別ページを作る

こうすることで、その言葉はScrapbox内で一つの独立したページになるとともに、この本のページへのリンクも貼られることになります。

ページのタイトル:気になった言葉やアイデアの抜き書き
#タイトル #著者 #言葉 ←ハッシュタグ
【ページの中身】
・詳細(アイデア等の場合)
・その時の自分が考えたこと(書かなくてもOK)

別ページの作成例

作成したページには、ハッシュタグで「タイトル」と「著者名」を入れておけば、どの本にあった言葉なのかが一目でわかります。

Scrapboxを上手く使うポイントは、「一つのページに一つの事項だけを書く」ことだそうです。

読書の記録として、その本の情報を記録したページを作成しますが、そこにただ気になった言葉を書いただけでは、後から振り返った時に、そのページを開かないと何が書かれていたのかが分からなくなります

気になる言葉を一つの別のページとして作成することで、プロジェクト全体を見返したときに、簡単にその言葉に到達できます。

また、1冊の本を読んでどのくらい抜き書きをするかですが、本によって様々です。
本の情報と入手日、読了日だけを書いて終わることもありますし、抜き書きや自分なりのまとめとして、10程度のページを作成することもあります。

抜き書きやまとめをしなかった本は、その時の自分にはあまりピンとこなかった本だと思いますが、その場合も読んだ本の記録として書誌情報のページだけは作成するようにしています。

終わりに

今回は私のScrapbox活用法として、読書記録の作成方法をご紹介しました。
文章だけで紹介したので、気になった方はぜひ実際に試してみてください。

私がScrapboxの存在を知ったのは、倉下忠憲さんの記事ですが、倉下さんはご自身のScrapboxを公開されていますので、ご紹介します。

Scrapboxの使い方を試行錯誤する過程で、倉下さんのブログの記事や著書を読んで参考にしました。noteでも記事を書かれています。
Scrapboxをこれから始めてみたいなという方にはおすすめです。

今日はここまで。最後まで読んでくださりありがとうございました。


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