ミニマリストと投資家の脳みそをかけ合わせると出来上がるのは。
"投資家脳"という言葉を聞いた事があるだろうか。
文字通り、投資家と呼ばれる人々の脳みそ(思考・考え方)のことを指す。
超ざっくり言うと、彼らはお金を大きく増やすことよりも、いかに今ある資産を減らさないかを考える。要するにオフェンスよりもディフェンスに長けた脳みそなのだ。
ただ、10年に一度のペースで訪れる世界レベル地球レベルの未曾有の危機時はオフェンスに回るそうだ。みんな大慌てでディフェンスに回る際に攻勢に転じるわけだ。
10年近く前になるが、とある投資家の方から印象的なエピソードを聞いた事がある。
リーマンショックが起きて世界経済が大混乱に陥った時、ドルが恐ろしく価値を下げた。
120円台、110円台、90円台と下がっていき、確か1ドル70円台まで付けた時期があったのを憶えている。メジャーな経済誌には1ドル50円時代へとか銘打たれた表紙もあった気がする。流石にそこまでは下がらなかったけれど。
その投資家の方は一体その時どうしたのか。
全ての資産、不動産も売れるだけ売り払い、一度現金に替えて
全ての通貨をドルに替えたそうだ。
そして何年か浸けておいたそうだ。
結果はご存知の通り、120円台まで回復したところでまた不動産などを買ったのだそうだ。
財産オールベットするほどオフェンスに回るのは投資家というよりギャンブラーのそれだなと感じたものだが、
ご本人曰く、「リスクを極力排除するのが投資家だが、あの時は先が見えすぎるぐらい見えたからオールベットしたのであって、だから当然のことなんだよ。」とのことだった。
現金500万円ほどを残しての資産オールベットだったそうだが、円に換算すると数百億円の資産をその時に一気に築いたそうだ。元々の資産を知らないけど。
最近このエピソードを思い出した時に、
ミニマリズム、ミニマリストの思考と何か掛け合わせられるかな?と考えたのだが、
モノを所有しない(本当に必要なモノ、かけがえのないモノしか持たない)人にとって、こういう痺れるような経験はしてみたいというミニマリストは少なくないのではないか。
要するに形のない、見えないモノ(経験や想い)は心に沢山持ちたいということで、そうする為の自己投資をどれだけ出来るか。
そういう思考で引き続き生きていたいものだなと感じたのでした。
投資家脳×ミニマリストというよりも自己投資家脳の話みたくなってしまった。。。何か思いついたら追記します。
あ、いくつか思いつきました。
イイ投資家(ずっと投資家として資産を守れている投資家さんという定義)の特徴をいくつか。
1.頑張っていない 2.集める情報は量より質を重視 3.待てる
1については頑張ろうと意識せずに、空き時間にコツコツとモノと向き合って断捨離してゆけばイイんじゃないかなと。
2については質、つまり自分が欲しい、ずっと取っておきたいと思えるものを見極めたら所有すればイイんじゃないかなと。
3については断捨離が進めばどんどん家の中、部屋の中にスペースが生まれるからそこに新たにユニークなアイデアが降ってくるのを待つ楽しみを持てればイイんじゃないかなと。
まだ色々出てくると思うけれど投資家脳とミニマリストの掛け合わせはせっかくなのでまだまだ追求してゆきます。
今回のコロナで、この都市の不動産はどう変わっていくか。注視してゆきつつ、引き続きモノをじゃんじゃん減らしてゆきます。
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