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本音を伝える予行練習

いま、ライター業を辞めるよう迫られている。

私の本音は「やめたくない」だ。
なぜならライターという仕事をしていたからこそ
前夫の裏を知ることができ、前夫から離れる決意もできたから。
つまり、私の人生の恩人(人じゃないな…恩職?)なのだ。

そんなライター業を「はい、わかりました」と2つ返事でかなぐり捨てることなんてできない。

それなのにハッキリNOだと、本音を伝えられないでいる。
ライターを辞めるよう言っているのは転職先と私を繋いでくれた人。
私のためにあれこれ手をまわしてもらっている手前、言葉を濁すしかなかった。

居場所が無くなることが恐く、本音を隠してきたために笑えない状況まできてしまった。

そんな現状があるなか、久しぶりに本を読んだ。
『理解という名の愛がほしい』山田ズーニー/著

お恥ずかしながら、離婚してすぐに古本屋さんで手にしたこの本。
愛情を欲しながらも、愛だの恋だのがツラくて半年ほど読まずにいた。
実際の内容は甘ったるいものではなく、人の心の奥深くを掘り起こすような本。

この本を読み、一瞬で山田ズーニーさんを大好きになった。
どの章も心に突き刺さるものばかりだった。

山田ズーニーさんが投げかける問いかけ。
それが自分の思考を、本音・本心と向き合うようスムーズに促してくれる。
この一冊を読んだだけで、自分が目を背けていた本音をいくつも見つられた。

ライターを辞めたくないこと。
母に対し後ろめたさを感じていること。
自分が本や文章、言葉に関わっていたいと思っていること。

自分の本音を知ったうえで、これからの行動が大切なのは分かっている。
山田ズーニーさんと同じように、私も自分に嘘をつきたくない。

だから、本音を伝える予行練習としてこのnoteを書いてみた。
どうしようもない状況のときほど、本音でぶつからねばならない。
自分の心を深く掘り下げ、考え、考え、考えて、練度の高い本音を伝える言葉を本番で絞り出したい。



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