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初投稿39【人付き合いの心がけ】

僕は一つ、心がけている事がある。

それは、自分の周り全員、
「患者さん」と思い込む事だ。

僕の中での、この定義は、
何かしら問題を抱えている人。

例えば、仕事やプライベートで、
何か理不尽だと思うような事を
言われた時、された時、
自分に言い聞かせている。

相手は、
何かしら問題を抱えているから、
このような行動や発言をしているのだろう。

何かしら過去に相当な事があったから、
今に至っているのだろう。

それが本人にとって、嫌な事、
悲しかった事、辛かった事であったり。

体のどこかが辛かったり痛かったり。

たまたま、攻撃の対象が僕だったのだろう。

相手には失礼だが、心の中なので
僕の都合の良い見方に置き換える。

でも同情はしない。
それは優しさではない。
同情するのは失礼だし、
逆に怒りを逆撫でするだろう。

そうする事で自分の不足している事を認めないわけではなく、
無駄に心がそこに持っていかれないための対策だ。

相手が患者さんなら、
ケアしてあげる必要がある。

自分にできる範囲で多面的にアセスメント(分析、考察、推測)し、
自分にできる範囲で関わる。

その場を避けるのが適当なら避け、
原因を探れるなら対話を試み、
一緒に解決できるなら関わる。

僕自分が原因なら、
僕の問題なので、
自分の改善策を考えて行う。

僕が原因ではないのなら、
自分が関わって環境を変えられる範疇なら
協力、助言する。

範疇を超えたものなら、
自分が知っている適切な担当者を紹介するし、場を紹介する。

それも超えてるなら、やり過ごす。

それだけだ。

きっかけは看護学校での病院での実習だった。
准看護師の免許をとるため、
医師会専門学校に入り、
生まれて初めて急性期病院で実習を受ける事になった。

当時の僕は確か29歳。
実習担当の看護師は、自分より年下。

実習では、朝来たら、担当看護師に
当日の目標発表と主なスケジュールを伝えなければいけない。

ところが、担当の人は、
忙しそうにパソコンと向き合って
電子カルテに看護記録を入力していて、
挨拶をしても目も合わせてくれない。
挨拶も返してくれない。
無視だ。

そんな事は当時は結構あった。
邪魔する訳にはいかないので、
黙って少し距離をとって待っていると、

やっと声をかけてくれたと思ったら、
険悪な表情で、
「で、何?」だ。

もちろん、みんながみんなそんな冷たい態度をとるわけではない。
タイミングがたまたま悪かっただけかもしれない。

准看護師の免許をとるための学校だったから、
介護士や看護助手の経験がある学生はいても、
勝手が違うから、素人を相手に指導しなければならない。
ただでさえ、忙しいのに教える余裕なんてないのかもしれない。

それは看護師になっての今だから分かる。

別の病棟でも色んな事があった。

実習では、学生はグループになって、
各病棟ごとに実習先が分かれる。
グループの学生同士でも、色々と揉め事が起きる事もある。その逆も然り。
僕がいたグループは大体、割と平和だった。

学校の先生の考えと、
現場の実習担当の方の考えが合わず、
学生がその間に挟まれて、
記録レポートを書いても
どちらかにやり直しを求められるような事もあった。

実習担当者がグループの男子学生を順番に嫌がらせ行為を繰り返す事もあった。

例えば、朝の目標発表の際、最後まで目標を発表させず、2人きりになったらやり直してこいと、実習を始めさせないような状況にさせたりだとか。

僕もその中の1人である。

実習担当の方が親切で優しい看護師さんだったとしても、
実習担当の学校の先生が一筋縄ではいかない癖のある人物だったら最悪だ。
看護の話は置いといて、一般常識的な話が通じない場合もある。

そんなパターンもあった。

そんな実習の中で、
そりゃ看護師として、
目上の先輩ではあるけれど、
人間としてはどうだろうか、
という目線に戻して考えるようになった。

納得できずに一度、いや、二度、切れてしまった事があった。

ただ、あまり公にしない方が良いのかなという内容も含まれる。

申し訳ないが、続きは有料にしようと思う。

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