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過去から自分を解放するために

私たちは誰でも過去に
傷ついた経験を持っています。
辛い思いや悲しい経験、
悔しい思いをしたことによって
刻まれた傷。

何年経っても記憶とともに
その痛みも蘇ってくるような感覚。

そんな痛みが怒りや不安となって
現在の自分の足かせになっていることも多い。

私自身もそうでした。
友人に裏切られたり
辛い別れをしたり
親に満たされなかったりしたことが
現在の自分の不安や不満や怒りとなって
常に存在していました。

人付き合いを難しく感じたり
新しい挑戦を怖いと思うようになっていました。

それでもやっぱりこのままではダメだと
さまざまな方法を試みました。

"power of forgiveness" (許す力)
のような本もたくさん読んだし、
色々な人に話を聞いて
"you should let it go"(水に流しなよ、忘れなよ)
なんていうアドバイスももらって

「なるほど!」
「それはいい!」
「そうしよう!」
「そうした方が絶対いい!!!」

と、しばらく意気込むも、
結局は

「どうやって?!」

と、さらに迷宮入りし、
できない自分に自己嫌悪をするという
悪循環を繰り返していました。



・・・この概念に出会うまでは。


"Past is over. The only thing you have right now is your current thoughts about your past."

過去は済んだもの。
今現在存在しているものは
今現在のあなたが持つ、
その過去に対する考えだけ。

"Otherwise it doesn't affect you in any way. Your thoughts right NOW about your past does affect you."

過去は一切あなたに影響を及ぼすことはできない。
今現在のあなたが
その過去をどう「考え」ているかが
今のあなたに影響を及ぼしている。



つまり、今現在も痛む
数々の"過去の傷”(だと思っていた)の根源は、
その出来事そのものではなく、
今の自分の捉え方にあった!?

こんな朗報、今まで聞いたことがない!

だって、
過去にどんな出来事があろうとも、
その過去が今の私を
コントロールする力は一切なく
その過去を
どのようにでも捉える自由と主導権が
100%私にあるということだから!


企業家コーチののダン・サリヴァンは過去を

"You get to take from your past what you want and you get to leave the rest of it."(私たちは過去から何を得るか得ないかを選ぶことができる)

と説明しているし、

"The Work"で知られるバイロン・ケイティは

"When you argue with your past, you lose, but only 100% of the time."
(私たちが過去と言い争いをしたら必ず負けることになる。100%毎回、必ず。)

あの出来事はこうあるべきだった、
あの人は私にあんなことを
するべきではなかった、
などと「過去と論争」しても
起きたことはそれが事実であり、
私たちは常に勝つことはない
と言っています。


共通することは
過去の出来事をどうするかは
今の自分に100%の主導権があるということ。

この概念は
自分が過去の出来事について
継続して苦しみ
痛みを感じたいと思うならば
続けることができる。
逆に、これ以上苦しみたくないと思えば
そのしがらみから自分自身を
開放してあげることもできるということ。


勿論、これを理解しても
今日、明日、すぐにできるわけでは
ないけれども、
少なくとも私が長年苦しんできた
「どうやって?!」の部分が
初めて明らかになり、
あとは、自分で努力するのみということがわかり
一つ一つ過去からのしがらみや
足枷を解きほどいていくことが
楽しみへと変わっていきました。

さっき、昨日、先月という近い過去から
数年前、幼少期という遠い過去まで
本当にたくさんの人が過去に苦しみ
痛みを感じていると思います。

一人でも多くの人がこの概念に触れ、
自分自身を痛みから開放してあげる
ヒントになれば嬉しいです。


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