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3.アップルにアプリコットが絵本をアレを使って調べてみた


はじめまして、アプリコットです。

このブログは、アップル(母)とアプリコット(娘)親子の暮らしブログです。

6年前から同居をはじめました。

リラックスして読んでいただけると嬉しいです。






アップルさんとおばあちゃんを読む



最近、
私はアップルさんについて気になることがあり、そっと調べてみることにしました。

図書館で谷川俊太郎さんのおばあちゃんを借りてきました。


私は谷川俊太郎さんの作品にシンパシーを感じることが多く、心に届くことばを頂いています。

この本は、谷川さんの経験に沿った内容で、惚け老人を取り巻く家族像をシンプルに、そしてユニークに描いています。


図書館でこの本を読んだ時、アップルさんに見せたらどうなるかな…
と考えました。



アップルさんにおばあちゃんを差し出す



「今日この本を借りてきたよ〜」


とアップルさんに恐る恐る差し出しました。

谷川俊太郎さん作品を私が好きなことを知っているので、アップルさんも好意的です。


アップルさんが声を出して読みはじめました


「昔からお嫁さんにどろぼーって言うらしいわよ」

概ね共感の様子


実験の反応は、許容範囲で、ひとまずA判定にしました。


もしや○○症では…?


アップルさんは最近物忘れの頻度が速くなりました。

心配になる程です。

もしかしたら痴呆症…?

忘れやすくなっているのは数年前から感じていますが、アップルさんのお年ではよくあることです。

物忘れに対して、過敏に家族が否定的な反応すると、傷つけてしまい、良くないみたいなので、できるだけ多めにみるようにしています。

でも、
わたしも人の子なので、
自分の感情のまま、惚け老人認定、
的なことばを発することがあります。

後で反省します。

わかっているものの、親の老いを受け入れることは寂しいものです。

絵本の読み聞かせ講座


最近、私は絵本の読み聞かせ講座を受けました。

読み聞かせには前から興味があり、やってみたいと思っていました。

図書館の掲示板に、3回で完結する読み聞かせ講座の募集があり、思い切って申し込みました。

講座に参加していた方はさまざまで、女性の諸先輩方が多かったのですが、男性の先輩も参加していたり、ママさんも来ていました。

この講座は、短期集中で絵本の読み聞かせのポイントが抑えてあり、本の選び方、テクニック、お話し会の開き方などを教えてくれました。

有難いことに無料で、申し訳ないくらいでした。

講座の目的としては、小学生向けの読み聞かせボランティアに興味がある方へ、背中を押す内容でした。

この講座を受けるまでは、読み聞かせのボランティアを考えていませんでしたが、今後、市民として微力でも私が役に立てることなるかも知れないと思えました。


読み聞かせ講座を受けた本当の目的



冒頭から話題にしていますが、アップルさんはメモリー残量が気になるお年頃になってきています。

歳を重ねていくと、誰もが通過する経験です。

アップルさんはデイケアへ行っていません。

デイケアに、アップルさんの興味のあるアクティビティがないので、行くのが嫌なのです。

高齢者に嫌なことをさせるには至難の業です。
私だって嫌なことはできません。

それならば、
私がアップルさんのデイサービス担当として、アクティビティを考えます。

まずは、声を出して本を読むことからはじめてみようかなと思いました。

読み聞かせをアップルさんと一緒にやることで、声を出して、本を読んで、脳を運動させる。

これが読み聞かせ講座を受けた本当の目的です。

読み聞かせは子供に向けた内容ですが、大人の私たちも、お年寄りにもいいのではと思いました。

読み聞かせ講座を受けて思ったのは、大人になっても子供時代に読んだ絵本に触れると、忘れかけていた記憶や懐かしさが心に浮かんできます。

この感情は自己肯定となり、心の助けになると何かの本で読みました。


入院していた父と過ごしたある時のこと


13年くらい前になりますが、父が亡くなる前のある日、もう父の記憶があんまりない時でした。
アップルさんから父が子供の時に登った山の話をしていたと聞きました。

天国へ行く前に、子供の頃の良い思い出が頭によぎるんだなぁと知りました。

父は幾つになっても、いろいろな事を教えてくれました。

大病を患ってから痴呆症になり、会話のキャッチボールができなくなり、ベットで横になって微笑んでいる笑顔からも、私に色々なことを教えてくれました。

アップルさんのおしゃべり



アップルさんは同居してから、子供時代の話をよくしてくれます。

アップルさんが兄やわたしを育ててくれたときは、聞けなかった話が聞けるので面白いです。
知らなかった彼女の一面が知れました。

特に、戦中に子供だったアップルさんは、今の私くらいの時、戦争の話をしたがりませんでした。

私たちが計り知れない苦労や辛い思いをしたから、戦争の話をしたくなかったと言っていました。
今では吹っ切れたのか、何かを残そうという本能からか話してくれます。

同居しなければ、聞けない話なので、私はアップルさんとの残された時間を共にできるのは幸せだと思いながら暮らしています。

もちろん、
些細なことで喧嘩をすることもありますが、許すことができるのも親子ならではだと思っています。

ばあちゃん読んで


今日、アップルさんがお昼寝の合間に、

「俊太郎ちゃんのおばあちゃん読んで」

とご依頼をいただきました。

「いいよ〜」

読み終わってから、アップルさんから感想を聞いて安心しました。

マトモだ

A判定継続


まとめ


  • 谷川俊太郎さんのおばあちゃんを読んでから、アップルさんがいずれはうちゅうじんになると思えば、少し気が楽になりました。

  • 親の認知症を受け入れるのは辛い事ですが、もう少し専門的な本を読んで予習したいと思います。

  • アップルさんとの読み聞かせはなかなか楽しいです。






読者様、お詫びがあります


わたしは投稿する前に、数回誤字脱字がないかチェックするのですが、その後も誤字脱字を発見することがあります。

その都度訂正していますが、お読みいただくうちに見つけることもあると思います。


誠に申し訳ございませんが何卒ご容赦ください。


このnoteに、
共感、気づき、楽しみを感じて、キスしていただけると励みになります。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

たくさんのnoteの中で出会ってくださった感謝を込めて



アップル&アプリコットの衣食住でした。






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