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「昼の光に、夜の闇の深さが分かるものか」

「昼の光に、夜の闇の深さが分かるものか」
という言葉があります。

これはドイツ哲学者であるフリードリヒ・ニーチェの言葉です。

彼は24歳で大学の教授になりました

それまでは順風満帆の人生でした。


しかし後半の人生は孤独なものでした。


本を出しても売れない…

晩年は精神病院に通うほど衰弱していました。


栄枯盛衰を経験した彼だからこそ重みのある言葉です

言葉の解釈は人それぞれなのですが

私なりの解釈を書きます。

この言葉には2つの意味があります


1.辛い経験をしたからこそ、人の気持ちに寄り添うことが出来る
2.苦労したらその分人生の深みが増す


1.辛い経験をしたからこそ、人の気持ちに寄り添うことができる


生きていたら誰しも辛い経験の一つや二つはあると思います。

「何で自分だけこんな思いをしなければならないのだ」

と思うこともあるかもしれません。

しかし見方を変えれば

挫折を経験したからこそ人の気持ちに寄り添えるのではないでしょうか。


例えば金持ちでイケメンで高学歴の人がいるとします。


人生に挫折が一つもない人間に

どん底で苦しんでいる人の気持ちが分かるでしょうか。


本当の意味では分からないでしょう

光から闇を見ても何とも思いませんが

闇から光を見れば眩しいくらいに目立ちます


他人の闇に本当の意味で共感できるのは

同等かそれ以上の闇を経験した人だけです


2.苦労したらその分、人生の深みが増す


「一度も挫折したことのない人間は

一度も挑戦したことがない人間だ」


と言う言葉を聞いたことがあります。

偉人を思い浮かべてください。

その偉人は挫折がひとつもなく生涯を終えたでしょうか。


そんな人はいないと思います。

大成を遂げた人は総じて挫折しているでしょう。

挫折から乗り越えたからこそ人間としての魅力が増すのだと思います。


そう思えたなら苦労も悪くないのかもしれません

人生は昼の光と夜の闇が交互にやってくるからこそ面白いです。

「夜明け前が一番暗い」

闇に打ちひしがれそうになった時は

一筋の光を希望に生きていこうと思います。


まとめ


ニーチェの闇がどれほど深いものだったのか計り知れません

しかし現代人にも彼の言葉が届いています。

彼は自らの哲学により錯乱しましたが

100年の時を経て私の救いになっています。


彼が1人で背負い込んだ闇が

世代を超えて多くの人々の光になっていることでしょう。

そんな彼を私は偉大だと思います。


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