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辻村深月著「凍りのくじら」を読んで 2023/08/19


はじめに

凍りのくじらを読んだ。

YouTuberのmorgenさんの動画を見て
読まなければと思い、読んだ作品。

ちなみにmorgenさんの動画↓

あらすじ

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う1人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき――。(講談社文庫)

感想

感想は、良かった。
読んで良かった。

筆者の辻村深月さんが
ドラえもんが好きと言うことが
道具や作品、アニメの説明から
非常に感じた。

また、主人公、理帆子のキャラクター
高校生にしては冷たい、達観している
まっすぐではない性格が、

彼女の考えが、私にとても響いた。

その場限りの友達、知り合い。
それは違うと言わずに共感。
笑う。

他も自分は違うと思いながら、
違う考えを思いながら
相手の言葉を受け流す。

彼女の少しナントカ
少し不在。

場所が、無い彼女の立場が
すごく響いた。

また、ドラえもんというのが
この本と私の
大きな架け橋になっていた。

どこか他の本で感じる
自分とは違う世界と感じていたものが
ドラえもんを返して
すごく現実に感じた。

それはクライマックスで
ドンデン返しに会う
良い伏線になるとは
思いもしなかったが。

凍りのくじらに関して
YouTubeで感想があがっているが

人格形成に関わった作品とある。

それほど、主人公と回りの登場人物が
強く、響き、悪い所が自分に重なり、
人間味が溢れているからでは
ないかと感じた。

光を追い求めて、


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