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マーケティングは「視点」

おはようございます。
株式会社ホワイトナイトの新井です。
中小企業、地方企業を中心に経営・マーケティングのコンサルティングを行なっております。

もしあなたがマーケッターだったら、インドでカレーを売ろうと思いますか?

まず、こちらの記事をご覧ください。

カレーの本場に日本の味で挑戦 インドのココイチの一番人気は?

カレーの本場といえばインドのイメージが強い日本人が大多数だと思います。そのため、いくら日本のカレーが美味しくても、心のどこかで、本場はインドだから、日本のカレーは売れないのではないかという思いを持ってしまう人が多いのではないかと思います。

実際はそうではなく、インドでもカレーは売れるのです。インドでカレーが売れないと思うのは、勝手な思い込み、バイアスに過ぎません。実際には、日本のカレーのレベルは高いだけでなく、カレーと言ってもさまざまな形で発展したものとなっています。またインド経済が発展し、消費者の趣味嗜好が変化していくことにより、これまでとは異なる味を求める消費者が増えているかもしれません。

つまり、リサーチやテスト販売などをせずに、思い込みで判断することは避けた方が良いということです。

カレーだけでなく、ラーメンも同様です。日本のラーメンは世界で大人気となっています。かつて外国人観光客は、日本にきたら寿司やてんぷらを食べたいという人が多かったのですが、今はラーメンを食べたいという人がかなりいます。ラーメンの本場といえば、中国というイメージを持っている人が多いと思いますが、中国で日本のラーメンが受け入れられないというのは思い込みなのです。

その考えが「思い込み」でないか、自分自身に問うクセをつける

経営者が事業の判断をする際には、リサーチやデータに基づき判断を行うと思います。さすがに「思い込み」では大きな判断はしないでしょう。
ただ、経営者に限らず、マーケッターも、営業も、開発も、日々の業務の中で「思い込み」「なんとなく」「感覚」で決めているケースが少なくありません。
自分自身の考えが「思い込み」でないか、自分自身に問うクセをつけると、判断ミスが減ります。また当初の考えのまま進んだ時、なにか不測の事態があっても、判断がしやすくなります。
積み重ねていくと、思考が深く、広くなっていくので、気にしてみてください。

株式会社ホワイトナイト
新井 庸支

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