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好きな服くらい着る

「人から好かれる服を着るか」VS「自分の好きな服を着るか」。

これは世代・性別・時代を超えて、人類共通永遠のテーマである。かくいう私も、これは永遠に答えの出ない問題だなと思っていた。でも、そんなことなかった。好きな服を着る。それでいいのだ。

そう思ったきっかけは、とある有名ブログを見ていた時だ。そのブログはすぐにまねしやすいスタイルと、コーディネイトの簡単なポイントを提唱しており、とても参考になるブログである。ファッション難民の私はたまに、このブログを読んでいた。しかし、ある時から、だんだんと記事の中の言葉が気になることが増えた。

「このスタイルだと、太ってみえる!」
「痛く見える!」
「時代遅れ!」

それは、人のもとの好みや、ファッションセンスを卑下する言葉たちだ。
確かにその指摘は、ある価値基準に照らし合わせればその通りなのかもしれない。でも、”自分のファッションではだめだから”、”それを改善するために”、こちらの洋服を着ましょう、というのはちょっと悲しいなと思ったのである。

要は、自分のことが好きであるか、ということなのだ。
自分が好きだから、自分を喜ばすために、なんでも選べたら、きもちがいい。

「こんな風じゃ、世間に受け入れられないから」という気持ちで選んだ服は、どんなにトレンドを取り入れていようが、気持ちが上がらない。
だって、自分のために選んだものじゃないから。逆に、トレンドではダメというわけでもない。自分が本当にそのスタイルを気に入っていればいいのだ。

ファッションは、どんなに「これでいいだろう」と思っていても、ダメ出しをする人と言うのはいる。それは各々、価値観が違ったり、文化が違うのだからあたりまえだ。
そういう人に対しては、「ああ、あなたと私は、住む世界が違うのね」「見えているものが違うのね」と言えばいい。
本当にそうなのだから。

好きな色をまとい、好きなアクセサリーをつけている人と言うのは、誇らしげな顔をしている。楽しそうにしている。
私はそういう人が好きだ。
私も、皆も、思う存分、好きなお洋服を着ていいんだね~と思う。

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