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新宿サクラダファミリア(新宿 東京都庁第一本庁舎)【東京フォトジェニック】

東京都庁 第一本庁舎
竣工 1991年

東京都庁は工事現場界隈では「サクラダファミリア」と呼ばれるらしい。
その複雑な構造から、半永久的に補修が続けられている未完成の構造物なのだ。

数年前に出逢った工事担当者はこう呟いていた。
「シンプルなデザインにすれば良かったものを、毎年修繕費が嵩んで仕方ないらしい。まあ、俺らにとっちゃ有難いんだけれども」

1991年の竣工から間もなく30年を迎える。
日本近代建築巨匠、丹下健三氏が描いた新しい東京のモチーフ。しかしこの建物が遺したものはデザインだけではない。
漏水、エレベーター故障、構造上手間を要する補修作業。

その現代的・象徴的なルックスとは裏腹に、永久に積み重なる財務課題。
なんとも弱々しい。

佇まい ★★★★☆
修繕費 ★★★★★
物哀しさ ★★★★☆

編集:望月怜史
【Alica ギター担当】
Twitter:@alica2016_info
→フクザワ氏 個展BGM/ミライオトロック サンプラー収録

https://twitter.com/alica2016_info/status/973158406495223808?s=21

【八王子学生サミット】
地域活性化を目的にしたイベントを企画。

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