関節リウマチの画期的な薬として作られた生物学的製剤。

関節リウマチの進行を抑えてくれる薬です。

それまではステロイドで炎症を抑えることしか
できなかったリウマチの治療が、
生物学的製剤が出たことで、変形を抑えたり、
将来的に寝たきりになってしまうリウマチ患者を
減らすことができると言われています。

生物学的製剤って何?

生物学的製剤とは、遺伝子組換え技術や細胞培養技術を
使って作られた薬のことです。

高分子のたんぱく質で、点滴か皮下注射があります。

点滴だと病院で、皮下注射は家でできます。

頻繁に病院に通うのが大変な人は注射がいいですよね。

わたしは点滴をしたことがないので、
どちらの方が効果があるのかは分かりません。

注射はだいたい10日ぐらいで
効果が切れてくる気がします。

生物学的製剤は、関節リウマチだけじゃなく、
他の病気にも使われています。

以前、コロナウイルスにも効果があるとニュースに
なったのを覚えていますか?

ちょうどわたしが使っている薬だったので、
手に入らなくなったらどうしようと不安でした(笑)

でもこれものすごく高いんですよね。

5類になって無料じゃなくなったから、
もう使う人いないだろうな・・・

生物学的製剤の効果は?

生物学的製剤は、関節リウマチの原因である
サイトカインを抑制し、
関節の炎症を抑えて痛みを取るだけでなく、
関節が変形することを抑えてくれる効果があります。

とても強い免疫異常の改善効果と炎症抑制効果が
ありますが、風邪や肺炎、結核などの感染症に
かからないように注意しなくてはいけません。

わたしが使ってる生物学的製剤

わたしは最初、アクテムラがいいと言われました。

しかしその後、なぜかは忘れましたが
エンブレルがいいと言われ、エンブレルからスタート。

でも、その後アレルギー反応が出て中止。

ヒュミラになりました。

エンブレルは週2回接種、ヒュミラは2週間に1回の
接種なので、うれしかったです。

おなかに注射するのですが、
両方ともシリンジタイプだったので、こわかったです。

ヒュミラにペンタイプがあると
だいぶ経ってから知りました。

主治医に話して、すぐにペンタイプにしてもらいました。

早く言ってほしかった・・・・(笑)

ペンタイプはボタンを押すだけなので簡単です。

シリンジタイプは自分で注射器を押す(?)必要があり、
こわいし痛いです。

ペンタイプも痛いですが、シリンジタイプより
マシですね。

今は最初に勧められたアクテムラを使っています。

2022年に全身性エリテマトーデスを発症し、
そのとき主治医がアクテムラに変えた方がいい
と言ったからです。

効果はあまり変わりません。

アクテムラも2週間に1回の接種なので楽です。

とにかく高いのがネックです。

払えなくて、生物学的製剤の治療をしていない人も
いると思います。

アクテムラの打ち方

冷蔵庫で保管します。

一度、台風による停電で一晩冷蔵庫の電源が
落ちていたことがあったのですが、
次の日に薬局に聞くと一晩ぐらいなら大丈夫!
と言われてそのまま使ったことがあります。

高い薬なので捨てたくないですしね・・(笑)

キャップを開けて・・

こんなふうに針がついてます。

写真は手ですが(お腹の写真を載せるのは恥ずかしい(笑)、
お腹のお肉をつまんで、針の部分を当てます。

そして、この緑の部分を押すだけ。

勝手に針が下りてきて、皮膚に刺さります。

跡になるので、打つ場所は毎回変えた方が
いいらしいです。

ものすごく痛いときがあるのですが、ちょうど痛みを
感じる神経のところに刺さったんでしょうね。

打ち終わったら、ここが紫になります。

ヒュミラは黄色でした。

またキャップをつけて・・

病院でもらうこの袋に入れて、次の診察のときに
持って行きます。

ゴミとして捨ててはいけません。

在宅自己注射指導管理料

ちなみに、生物学的製剤やインスリンを打っている人は
「在宅自己注射指導管理料」を取られてるので、
アルコール綿とこの袋は絶対にもらってください。

以前、なぜか病院がくれなくて、わたしも知らなくて、
アルコール綿を薬局で買っていたことがあったんです。

お金を払っているので、もらえるものは
ちゃんともらいましょう!!(笑)