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マンションに訪問介護に行く場合の要注意点

思いがけず、友人のマンションに通うことになった。

長期間の入院後、自宅に戻って自宅療養という事になったので、退院翌日に、たまたま訪れることができて、玄関は開いてるから、と言われたけれど。
彼女は1人では、立ちあがることができず、オートロックを解除できなかった。

ちょっとこれは想定外の出来事だった。

わたしが行った時はたまたま、管理人さんが在室の時間帯で、オートロックを開けてもらえたので、彼女宅に伺うことができた。
でも、夕方の看護師さんが来る時間帯には、もう管理人さんは業務後で帰宅してしまうことも判明して。

ドンピシャなタイミングだったので、ラッキーではあったけど。
結局、わたしが夕方の看護師さんが来るのを待って、オートロックを解除してから、帰ることにしたのだった。

マンションのオートロックは増えているし、たしかに安心なのだと思う。
でも、他人が出入りしないといけない事態が起こった時には、かなりな問題なのだと、初めて思い知った。


先日も、団地で一人暮らしの高齢者が、どうも電話にも出ずに心配した親戚が訪ねてみたら、中で声はするものの、鍵が開けられず。
救急車要請したけれども、玄関を開けることができなくて、結局、隣人宅からベランダ伝いに入り、窓を割って入ったという話を聞いた。

この時は、2階だったから、まだ何とかなったし、オートロックではなかったけれど。
高層マンションだったりすると、もっと大変だったわけで。

そして、友人宅介護訪問のためには、結局合鍵を作って~と言われたのだった。
が、最近のマンションの鍵は、特注の鍵だとの事。
合鍵作るにも、2週間くらいかかり、しかもお値段4400円と言われたのだ。

え?と思って、一旦ひっこめて、別の鍵屋で聞いてみたら、コチラはなんと5500円とのこと!

そして、今度はネットで調べてみたら。
なんと、ネットは1500円にプラス送料で、2600円強との事だった。
値段が違いすぎて、ちょっと心配になったけど。
でも、住所もわたしの住所で頼めば、マンション特定されないから、まぁ大丈夫かな?と、ネットで発注してみた。
ら、10日くらいはかかったけど、鍵に刻印されてるシリアルナンバーを送ったら、ちゃんと1年保証(だったと思う)つきの鍵が宅配便で送られてきた。

ちゃんと使えるかしらん?とちょっと心配だったけど、無事に、オートロックも、部屋の鍵も開けることができた。
4400~5500円という駅の鍵屋さんは、手数料って事なのか?

そして、訪看さんチームには、手持ちの合鍵を貸し出したそうだけど、訪問診療の医師の分の鍵はどうしよう?という事になったりしていた。

部屋の前のドアだけなら、キーボックスつけて、色々な介護チームで共有できるけれど、オートロックはマンションの入り口なわけで、キーボックスを付けておく場所もなく。


今後、もっとマンション族の方々の介護問題が出てきた時には、オートロックは、かなりネックになるのではないかと思う。
管理人さんが常時しているマンションなら、何とかなるけれど。
管理人さんも、分譲ではオートロックは開けれても、個別のスペアキーは無いらしいし。
それに、案外早めの時間までの勤務のところが多いかもしれない。
ちなみにこの友人のマンションは、15時までの勤務だったので、夕方の訪看さんは、鍵が無いと入れなかった訳で。
ケアマネさんが訪問される日は、わたしが行ける日に合わせていた。

今のところ、合鍵しか解決方法はわからないのだけれど。
全員分合鍵作るというのも、それはそれで問題もありそうだ。

マンションで一人暮らしの高齢者が、要介護になった時には、そんな点も要注意という事になりそうだと思った。
誰か一緒に在宅の人がいれば問題ないけれど、オートロックのマンションに一人暮らし、という方は結構多いと思うので、考えておかないといけない問題なのではないかと思うのだった~。



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