アダルトチルドレンと向き合う

インスタでアダルトチルドレンについて説明している投稿を目にして気が付いた。私はアダルトチルドレンなのかもしれないと思ったら涙が止まらなかった。

  • アダルトチルドレンとは

成人になった今も子供時代に親や保護者からの適切な愛情や育成を受けられず、発達段階における問題を抱え続けている状態を指します。問題ある家庭環境で育ったことが原因となり、様々な精神的な問題を抱えることを意味しますが、これには必ずしも明確な診断基準があるわけではなく、その特徴は個々人によって異なります。

  • アダルトチルドレンの原因の再認識

大学は心理学部だったので、授業では「親からの虐待や機能不全家族、アルコール依存症」といったことが原因で大人になった時に生きづらさを感じると学んだが、私が目にしたインスタの投稿にはそういった分かりやすい問題だけでなく「過干渉、内面の否定、共感性の低さ」等でもなることを知った。つまり、子どもを愛していて故意に傷つけようとしなくてもちょっとした対応のちがいでストレスやトラウマを感じアダルトチルドレンになってしまうということだ。

  • なぜ大人になってから生きづらさを感じるのか(推測)

子ども時代は、家族以外のコミュニティー(学校とか?)と接触する機会があって、そこで上手く立ち振舞えなかった場合逃げることができるが、就職では社会と向き合わざるを得ないから。 今まで家族との関わりの中で自己防衛的・いつも緊張しがちな特性が出来上がっているうえ、他者と適切な距離間や信頼というものが分からないから社会といううものは「生きづらい」場所になりがち。

  • 性格特徴と行動特性

依存性、自己否定感、自己肯定感の低さ、完璧主義、コントロール欲求、自己犠牲、自責的、自虐的、被害妄想が激しく攻撃的な性格等がある。それによって、ストレスや不安、うつ病などの二次的な心理的疾患を引き起こす可能性がある。
親との関係性だけでなく、他人との関係を築く上でも悪影響を及ぼす。

  • 回想

私は高校生の時、母親のことが嫌いだった。自分の中では嫌な思い出だからあまり覚えていないけれど振り返る。その頃の私は思春期で世の中のすべてにイライラしていた。母は過干渉ですぐ感情的に怒鳴って私をコントロールしようとしていた。今までは言うことを素直に聞いていたんだろうけど、毎日イライラしていたから小言を言われるたびに反抗していた。恐らく、自我が芽生え始めて、親や学校が決めたルールに疑問を持って反発するようになったのだと思う。私のその時の意見や考え、干渉しないで欲しいことを訴えたけど「あんたの考えは間違っている」と否定され、「親が心配して何が悪い」と自分を正当化していた。「世間が~だから」とか言いながら「よそはよそ、うちはうち」というダブルバインドも意味が分からなかったし、それを指摘しても激昂されて私もイライラして常に気持ちが休まらなかった。
父は単身赴任でほぼ家にいなかった。母が家での私の態度を父に電話で報告していた。父から「そんな態度は良くない、母の言うことを聞きなさい、あなたは間違っている」のようなことをよく言われた。
母の母(東京のおばあちゃん)が、小さいころから好きで(信頼していたと思う)泣きついたことがあったけど、「なんで言うことが聞けないの?」みたいなことを言われ一蹴されたのを覚えている。
この時に「もう誰も信用できない」という虚無感を味わった。けど、まだ未成年だし一人で暮らして働くこともできなくてもどかしかった。
これがきっかけで大学では心理学部に入学し、家族心理学を専攻した。家族心理学という分野があることを知ってこの時は感動した。(今に活かされているかは分からないが)

  • 現在

上記のような経験があって、自分にとっては辛いことだから蓋をしていたけれど、ふと目にした記事で感情が溢れかえった。「私はあの時辛かったんだ、身近な人間に否定されることは悲しかったんだ」と自分を慰めたい気持ちと同時に「自己肯定感の低さや完璧主義な性格はここから来たのかもしれない」と点と点が線で繋がった気がしたが「このようなメンタル不安定ちゃんになったのは親が原因なのか」と思ったら訳が分からなくなって大泣きした。
旦那にはよく悩んだり泣いたりしている私を見て「悩むのが趣味なんだろうなと思ってみている」と言われて複雑な気持ちになったのも思い出した。
私は自分らしく今の社会で生きたいだけなのに、それができなくて身体や心に影響が出て辛いのに、その原因は自分ではないなにかであったり、辛い気持ちのときに傍から見たら「またやってるよ」みたいに通常運転だと思われていたり、全然自分軸で生きていなくて、なんだかあほらしい。
記事には親を責めないでみたいなことが書かれていたし、私が憎くて怒っていたのではないことは分かる。学費や生活費も頂いたし、入社1年目でうつ病になって都落ちしたときには動けない私に代わって引越とか諸々対応してくれた。けど今は「感謝はしているけど尊敬はしていない、成りたい姿ではない」というポジションに落ち着き、自分からは連絡をとっていない。たまに来る連絡は無視したら面倒なことになるからとりあえず対応している。
が、アダルトチルドレンを意識してから電話来た時にはどういう態度でいればいいか分からなくなってもやもやした。

  • 今後どうすればいいのか

自己肯定感を上げる。
自分を否定しそうになったら、自分に優しくなる。
そのために、とりあえず2月から感謝日記をつけようと思う。下記のような記事を見つけたので実践してみようかなと思う。

  • 自己肯定感で思ったこと

巷では「自己肯定感爆上がり○○」とか「ご自愛○○」とかいうフレーズをたまに見かけるが、ちょっと冷めた目で見ていた。そんなんで自分のこと好きになれたら苦労しないよ、みたいな。自分に厳しくしないと、律さないと広告に踊らされてしまうと思い込んでいた。旦那と一緒に居ると、もっと自分を甘やかしてもいいんだ、自分を大切にするって必要だなって実感している。(若干私はセルフネグレクトっぽさがある気がした)

参考記事


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