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春日井産ワイン


夏のボーナス全部つぎ込んで買った
フレンチオーク樽(右)とアメリカンオーク樽(左)
自分で買った樽で自分の作ったぶどうを入れて樽熟成で職場に醸造依頼をしました。

2023年11月8日、本年度最後の収穫を自宅の庭でナイトハーベストしました。前々から農薬を使わなくてもできそうな感じだったので今年度は無農薬に挑戦してみた結果、無農薬でもぜんぜんいけてしまったのこれからもそれでいけそうです。(愛知県は黒とう病の発生数が例年の10倍)

AM3:00 ナイトハーベスト中のぶどう
無農薬・無ホルモン剤で栽培。
マスカット・ベーリー・A以外の品種は一切病気にかからなかった。

収穫したその日は破砕せずに一旦ワイナリーの地下で1日寝かせ、次の日に破砕する流れに。

左:ワイナリーのマスカット・ベーリーA
中:家のマスカットベーリーA
右:家のローズシオタ
左のぶどうで1粒15mm~20mmで2gほど。中のぶどうは1粒12mm以下で1.5gほど。
病気に一切かからなかったので粒を取り除いた跡がなく房に粒が空間がないくらい詰まっている。
つまりALL健全果。

職場の黒ぶどうは過去5年で最高の出来でできあがり、糖度は25度・酸度は0.55度・渋さも香りもバッチリ。一方家の黒ぶどうは色付きが悪く糖度も20度ほどでいろいろと平凡。白に関しては結実自体は7月でしたが4ヵ月近く木に吊るした状態で最終的に糖度23度・酸度0.7度で収穫しました。
画像にはないですが、これとは別にアリカント・ベーリーという品種は糖度31度・酸度0.4度の出来となり、写真真ん中と右とアリカントを混ぜたものを破砕→かもし発酵するため仕込みました。

自宅のある春日井市産のぶどう3種を破砕後に鍋のタンクに仕込んだ所。
ここからかもし発酵へ。
水分の少ない小さな粒を破砕すると水面が数粒分下になりこのような綺麗な見た目に。

自宅の庭の狭いスペースで栽培したものなので量は大したことはなく
全部で15Lほどですが、これをワインにするために仕込みました。
長いかもし発酵期間を維持するために1粒あたりを小さく作り皮と種の比率を高め、皮自体も分厚く固く中のブドウもすごい繊維質の物を作ったからなのか、通常1週間~10日ほどで搾汁するところを1か月くらいかもしてました。できるだけ長く寝かせてくれと醸造担当にお願いしワインとして瓶詰されたらこのロットは全部自分で購入するつもりでおります。
その時のために酒類販売免許を取得しておいて自分で独占販売できたらなと思います。

春日井市は小野道風とサボテンの町でそういったキャラクターが駅前などに飾ってあるのですが、彼らが紫色のグラスを手に持つようになれるくらい生産できるようになりたいです。

自分の育てたぶどうを自分で買ったオーク樽で熟成して自分で1ロット全部仕入れて自分で売りつつ自分で飲んで楽しむ。
飲めるようになるのは早くても2025年になりそうです。
(実はナイトハーベストの見落としがあって本当の最終収穫日は12/2)

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