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けれどあなたがずっと好きだわ 時の流れに負けないの

ありんごです

タイトルは松任谷由実さん「青いエアメイル」より拝借しました。私はこの曲が好きです。

(以下””部分「青いエアメイル」より引用。)

“けれどあなたがずっと好きだわ 時の流れに負けないの”

ずっと好きってどういうことなんだろう。「ずっと好きでしょう」と、歌っている時点では思っているということなんだろうか。きっとそうなんだろうな。その時点での強い想いを歌っていると見るのが妥当なんだろう。時が経ったって好きでいられるだろうなって思うくらい、今好きということなんだろう。良い。

将来の約束も、現実的な確信もなく、どちらかというと別れの予感さえあるけれど、でも今私はあなたが好きよ。というところだろうか。賛否両論あるかもしれないけれど、私はこういう「今すっごく好きよ」という曲がかなり好きだ。なんでなんだろうな。だってそういう気持ちになれること自体、素敵で幸せじゃないでしょうか。

いろんな感情を体験したくて人として生まれてきたのかな?なんて思ったりするので、そういう意味でも、強く深く濃い感情を体験できることに幸せを感じる。

現実的に、何年もエアメイルを交換し続けるって可能なんだろうか。物理的には可能だけど、結構エネルギーが要る。今ではSNSも発達していてエアメイル頼みというわけではないけれど、当時だって実際にエアメイルを書き続けて待ち続けるって大変だっただろうな。見えない部分が多いから勝手に想像して一喜一憂しやすそうだし。ああでも、見えたら見えたで一喜一憂するんだよね。人ってややこしい。でも愛おしい。

曲が進むとこういう歌詞が出てくる。

“5年 いえ8年たってたずねたなら 声もかけれぬほど輝く人でいてほしい”

声をかけられない関係性になってしまうことを予感している。それなのに、直後の歌詞ではこうある。

“けれどあなたがずっと好きだわ 時の流れに負けないの”

やっぱり現実問題としては、別れの予感、いやもはや確信があるんだろうな。でも今は、「時の流れに負けるわけないと思うくらい強くあなたが好きよ」と、そういうわけだ。好きだなあ、この曲。先のことなんてわからないというのは誰だって本当はわかっていることだ。それでも、今こんなに好きよって歌いたいんだ。「ずっと好きに決まってる」そう思う気持ちを今、歌いたいんだ。


ありんご




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