評価【★★★☆☆】

映画「変な家」は評価も変になってしまいます。
★3つ（3点）＝平均と評価しましたが、この評価も実は変なのです。

というのもこの映画、前半と後半でまったく評価が変わってしまいます。

前半はおもしろかったので4～4.5点。
後半はメチャクチャだったので1.5～2点。

足すと5.5点～6.5点。
2で割ると全体で2.75～3.25点。

だから映画「変な家」は全体で約3点と。

今回のnote記事は映画「変な家」をネタバレなしで取り上げます。

映画「変な家」を見るかどうか悩んでいる人は参考にしてください。

・YouTube動画からバズった「変な家」

「変な家」は雨穴うけつさんのYouTube動画がすさまじくバズりました。

約20分くらいの動画です。

原作本やコミック版もあるらしいですが、おそらくYouTube動画がバズったので映画化されたのだと思います。

私は事前情報なしで映画「変な家」を観ました。

YouTube動画・原作本・コミックのどれにも触れずに映画「変な家」を観ました。

そして映画「変な家」を観た後にYouTube動画だけ観ました。

・主要3人の演技がすばらしかった

映画「変な家」は3人を軸に話が進んでいきます。

まずは建築士の栗原役は佐藤二朗さん。

栗原がミステリー的には「名探偵役」です。
もうちょっと言うと「変人天才型名探偵」です。

シャーロックホームズのような感じです。
日本では初期の御手洗潔みたらいきよしみたいな感じ。

栗原の自宅は「建築とミステリーの本」であふれています。
変人は変人なのですが建築士としての仕事はしっかりやっているシーンがあります。

「仕事はしっかりやるけど、本当は変な人」という役を佐藤二朗さんが上手に演じています。

ただし佐藤二朗さん自身が積極的に「変な家」に関わっているわけではありません。

「変な家」に積極的に関わっていくのは底辺YouTuberの雨男あめおとこです。
本名は雨宮あまみや。

雨宮を演じるのは間宮祥太朗さん。

ミステリーの映画では東野圭吾さんが原作の「ある閉ざされた雪の山荘で」にも間宮祥太朗さんは出演してました。

「ある閉ざされた雪の山荘で」でも「変な家」でもすばらしい演技をしていました。

最後は柚希。
YouTuberの雨宮に「変な家について情報がある」と接触してきた女性です。

演じているのは川栄李奈さん。

元AKB。
あまりに勉強ができないので「バカ栄さん」とおちょくられてました。

しかしこれだけの演技ができるのだから「まったくバカではなかった」ことを証明。

若い人にとって川栄李奈さんは立派な女優さんのイメージなのでしょう、きっと。

・映画「変な家」の良い点

・間取り図ミステリーがおもしろい

何といっても「間取り図のミステリーがほんとうにおもしろい」。
この点は素直に認めるべきでしょう。

ただ・・・「間取り図ミステリーがおもしろい」のは元々のYouTubeからのことなので映画独自の良い点ではないですね。

・動画撮影の映像が怖い

映画独自で良かったのは雨宮が動画撮影している映像が怖い点です。

雨宮はYouTuberなのでやたらと動画撮影します。
雨宮が動画撮影している映像を使っているシーンが何か所かあります。

このシーンは妙に怖くて良いですね。

YouTube動画にはない映画独自の良い点だと思います。

・映画「変な家」の悪い点

・そこで動画撮影しちゃっていいの？

雨宮は動画撮影しすぎでしょう。

「雨宮くん、あなた部外者なんだから勝手に家に入り込んで撮影しちゃダメでしょ！」としか思えないシーンがあります。

これでは底辺YouTuberではなく迷惑系YouTuberです。
撮影しても不法侵入ですからYouTubeで流せない気がします。

また別の家でも平気で撮影をしています。
「撮っていい？」と聞いて了解を得ているのですが・・・・聞いた相手が「その人に撮影をOKする権限はない」としか思えない・・・

え？その人に「撮影して良いか？」を聞きますかね？

悪い点というか、変な点ですね。。。

・音で驚かせるのは反則だよ！

音で驚かせるのは本当にやめてほしいですね。
映画「変な家」では何回かあったのですが・・・。

「音で驚かせる」って技術ではないですよね。
私でもできます。

オフィスで仕事で集中している人の背後から大きい声を出せば、相手は驚きますよ。

誰でもできます。
私でもできます。

音で驚かされると急にビックリして気分が悪い・・・というのもあるのですが・・・「この監督って技術がないのか？」と思ってしまいます。

誰でもできることを平気で何回もやっていたら・・・「ん？」ってなっちゃいますよね。

・映画「変な家」の後半はなんなんだ！？

これが一番の問題でしょう。
ネットでも騒然。

あるシーンから映画のテイストがまったく変わってしまいます。

あるシーンまではずっとミステリーだと思っていたら・・・後半は・・・。

まったくミステリーではなくなります。

ネタバレになってしまいので今回のnote記事では具体的に書けませんが、
映画「変な家」の後半はまったくミステリーではありません！

「変な家」がバズるきっかけになったYouTube動画は約20分。
20分を映画（110分）にするために膨らませるのは仕方ないでしょう。

しかし後半の膨らませ部分がうまく行ったとは思えません。
むしろ失敗だと思います。。。

私はYouTube動画を観ないで映画だけを観ました。
これで正解だったと思います。

先にYouTube動画は観ない方が良いと思います。
ミステリーとしては20分のYouTube動画で十分ですから。

ネタバレありのnote記事も書きたいと思います。

後半部分のネタバレをがっつりと。

ただ・・・映画「変な家」の後半の話をすると悪口も多くなるのでもしかすると有料記事にするかもしれません。

ごめんなさい、それくらいに私にとって後半部分はナシです。

後半の評価は5点満点中1.5～2点なので。。。

現在、私は潰瘍性大腸炎かいようせいだいちょうえんという難病のため無職・無収入です。

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