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沖縄コーヒー旅(+カカオ、バナナ)1日目回顧録。


沖縄コーヒー旅の始まり。

振慶名農園にかかる虹。

ちょうど今から1年前の2021年12月。沖縄に帰省して半年が経った頃でした。当時の沖縄はコロナの影響で観光客がかなり激減していて、ちょうど12月には外出制限が緩和され始めた頃。東京から友人が来るタイミングということで、一緒に沖縄県内を観光していました。友人がコーヒー農園に行きたいということで、帰省してからちょこちょこお手伝いをしていたコーヒー農園を案内することに。そこで今回旅を企画する東京の旅行会社、ひとたびの南雲さんと出会ったのが今回の旅の始まりでした。

その時は、南雲さんに、なんとなくコーヒー屋さんを地元でやりたいという話をしていた気がします。それから約1年ほど経ち、自分のコーヒーブランドのデザイン、構想が固まってきた頃にちょうど南雲さんから連絡があり、「冬の沖縄を楽しめるような旅を企画したい」ということで、ちょうど沖縄では収穫時期が冬にあたるコーヒーをテーマに旅を計画してみようということになりました。

旅行企画をした事が全くなかったので、コーヒー栽培に従事する、沖縄の珈琲事情に詳しい知り合いの農家さんや名護市、やんばるの観光や食に詳しい方にアドバイスをいただきながら、今回の旅のスケジュールなどを決めていきました。実際に訪問する場所を訪れて、色々とお話ししたり、体験しながら旅行のイメージをする時間は本当に楽しく、やりがいがあり、これが仕事になると楽しいだろうなーって思っていました。

沖縄コーヒー旅1日目。 (2022年12月10日)

COFFEE potohoto (那覇市栄町市場)

エスプレッソの説明をしてくださる、店主のテツさん。

沖縄のコーヒー屋さんといえば、potohotoさん。昭和の雰囲気が残る那覇市栄町市場にある、連日コーヒー好きが集まるお店です。いつ来ても美味しいコーヒーを飲む事ができて、毎回新しい発見があります。私自身、珈琲業界で働いていたのですが、あまりエスプレッソが得意ではなく好んで飲むことがなかったのですが、potohotoさんでエスプレッソを飲んでからはその魅力に取り憑かれるほど、エスプレッソが大好きになりました。そんな経験から、絶対1杯目はツアーの皆さんにエスプレッソを飲んでほしいな、と思いpotohotoさんでエスプレッソを飲んでから旅をスタートすることに決めていました。

当日は、店主のテツさんがサプライズを用意してくださっていて、エスプレッソの概念、インドネシアの概念を変えてしまうような、美味しいインドネシアのエスプレッソを1杯1杯丁寧に抽出してくださいました。コーヒーの美味しさとテツさんの珈琲愛を感じてワクワクが高まったpotohotoさんでの体験。私にとっても忘れられない時間となりました。

Humming Coffee (沖縄市プラザハウス)

プラザハウス2階にあるHumming Coffee

次に訪れたのは、沖縄市のプラザハウスにあるHumming Coffeeさん。ちょうど今年2022年8月にオープンしたばかりの新店です。プラザハウスは沖縄がアメリカ統治下にあった時代に建設された、沖縄でも最も古く歴史のあるデパート。この近くにある高校に通っていたこともあり、よくプラザハウスの前を通っていたのですが、高級ブティックや高級レストランがテナントとして入っているイメージで、足を踏み入れることはなかったんです。そんな場所にコーヒー屋さんが出来ると聞き、プラザハウスでコーヒーを出店できるお店!!って本当にすっごーいと思っていたんです。だからこそ、Humming Coffeeさんは絶対訪問するぞーって決めていました。

当日はみんなで、冬が収穫時期にあたるシークワーサーとエスプレッソを使ったドリンクを飲みました。エスプレッソが沖縄の食材と合わさって、こんな風になるのかー!!って感動する味わいです。ぜひ、シークワーサーを使ったエスプレッソシェケラート今の時期だけなので色んな方に飲んでほしいです。洗練されたオシャレな空間で、コーヒーの新しい発見ができた、Humming Coffeeさんでのひとときでした。

振慶名農園 (名護市振慶名)

雨が降る中、説明をしてくださる農園主の宮城さん。

沖縄コーヒー旅の企画段階で色んなアドバイスを下さった、沖縄珈琲生産組合の宮城さん。今年2021年に沖縄で2例目となるスペシャルティ認定を受けた農園の農園主です。コーヒーを栽培しながら、色んなコーヒー屋さんを訪れ、情報交換をしながら常にコーヒーを学び続けている宮城さん。課題の多い沖縄コーヒーの栽培に試行錯誤しながらも、コーヒーで沖縄を盛り上げようと尽力されている、沖縄のコーヒーシーンではなくてはならない存在です。

数日前にぎっくり腰をしたにも関わらず、温かい雰囲気で迎えてくれた宮城さん。農園に足を踏み入れると、空に虹がかかっていました。その瞬間は、ツアーのみんなを出迎えているようにも見えました。今年の沖縄はコーヒーの花が咲く時期に雨が多く、上手く受粉できなかったせいか、実の付きが悪いよう。毎年気候が変わる中、コーヒー栽培に苦労されている様子が伺えます。そんな状況でも、しっかりと次の年に繋げられるようにデータを取っている宮城さん。宮城さんが作るコーヒーが沖縄のコーヒー屋さんで日常的に飲める日が来るのが待ち遠しいです。

宮城さんの畑は、コーヒーのシェードツリーとしてバナナを植えられています。強い直射日光や強風に弱いコーヒーノキにとって、シェードツリーはなくてはならない存在。ちょうど、バナナの色が緑から黄色に変わりそうなタイミングだったので、お土産にバナナをくださいました。コーヒーのシェードツリーのバナナ、どんな味がするのか食べるのが楽しみです。

1日目に温かく迎えてくださった皆様ありがとうございました。素敵な時間を過ごすことができたことに感謝です!!!

1日目の振り返りはこのくらいにしておいて、また2日目の旅の様子をアップしていこうと思います。また、この旅で訪れた飲食店については別の記事でまとめようかと考えております。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。また、2日目の記事でお会いしましょう!

SNSでもコーヒーややんばる情報発信してるよ〜。
Arisa Higa
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