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言葉ひとつで

子どもたちのやりとりでの学び。

Aくんが遊びたい場所に
すでにBくんが遊んでいました。

Aくんは「先生〜入れない〜💦」と
半べそかいてます。

スタッフ「どうやったら入れるかな〜?」
それだけ伝えます。

すると、
Aくん「どいて!」を選択。
Bくん「いやだ!」と解答。

とても素直な反応。

Aくんは童話 【北風と太陽】の北風さんのように
”無理やりさせよう”としました。
しかし、相手は動きません。

スタッフ「どうやったら入れるかな〜?」
このやりとりに正解はありません。
だから私たちは言って聞かせないし教えません。
(この子が4歳だからという年齢も考慮してます)

すると今度は、
Aくん「う〜ん…入れて〜♪」
Bくん「いいよ〜♪」

ふたりは一緒に遊び始めました!!!
北風と太陽でいうと、太陽さん。
相手が”したくなる”ような働きかけですね♪

Aくんが自分で考えて選んだ言葉が相手に伝わり
Bくんが場所を空けてくれました✨

1か月前までAくんは
思い通りにいかないとすぐに泣いて
大人になんとかしてもらおうとするタイプでした。

なんならBくんも自分を曲げないタイプで
「いやだ!」と言ったら「いやだ!」を貫く子でしたが、優しく「いいよ♪」と言ってくれました✨

その子が自分で考えて言葉を選び
それが相手に伝わり
うまくいった瞬間!!!✨
かっこいいぞ、Aくん!!!
スタッフ一同、大感動🥹💖

「どいて!」だと口調も強くなり、
そりゃ相手も嫌がる。
もし、これでBくんが動いてくれたとしても
その口調が意図的に威圧的ならその言い方は
注意するのかもしれない。

子どもは正直だから
そりゃ「どいて!」では動かなかった。

目的は、その場所に入るため。
そのためのやりとり。

『入れて♪』だと自然と優しい口調だったし
それがBくんにも伝わってたなぁ。

目の前で起きた数秒のやりとり。
たった3文字でも変わる伝わり方。
子どもにも考える力がしっかりあるという確信。
その後のふたりの遊び方もいつもと違い
成長を見ることが出来た嬉しさ。

言葉の選択は大切だと
感じさせてくれた出来事でした♡

子どもからの学び多し。


Arisa

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