「じぶん速度」という言葉を思いついてから、最近よくこの言葉について考えている。

誰に左右されることもなく、じぶんのペースで生活や仕事をはじめとした色んなことをやっていけたら。そんな気持ちで、私もじぶん速度で過ごしながら気づいたことを書いている。

今日はじぶん速度で暮らすことで、どんなことができるのかを書いてみる。

・自分のしたいことを選べる

仕事でもプライベートでも人間関係がつきもの。それだけに次から次へと誰かに何かを任されたり、誘われたりする。気の乗らない仕事を任されたり、何か別のことをしようと思っていた日に誘いが来たりする。

断るのが苦手だとそれを全部受けてしまって、疲れてしまう。

でもじぶん速度を守って生活できるようになると、「これはじぶん速度が乱れるからやりたくないな」と判断できる。自分のやりたくないことは自ずと選ばなくなる。

・自分の行動を自分で決められる

自分から「これををしたい！あれをしたい！」と思うことが少なくなっていないだろうか？何かする時に何でも人と同じことをしたり、人に何をしたらいいか聞いたり、自分の行動を自分で決められないクセがついていることも多い。

でもじぶん速度で暮らすことで、自分のペースでできないことはやらなくなるし、自分のペースで何ができるか考えられるようになる。自分の行動を、自分で決められるようになる。

・生活のリズムを自分に合わせられる

生活のリズムはたいてい、自分じゃない何かに合わせている。
お客さんに合わせたり、会社に合わせたり、上司や同僚に合わせたり。

そんなときに、じぶん速度でいられる仕事や働き方、人間関係をつくることで、生活のリズムを自分に合わせられるようになる。

もちろん、家族や子供、大事な相手に合わせる必要はあるけれど、大切な存在であるなら相手の生活リズムも自分の生活リズムの一部だと思える。

・疲れにくくなる

じぶん速度でいると、何か（誰か）に振り回されている感覚がしない。生活も仕事も、人間関係も自分に合わせているから。

慌ただしさから疲れることもないし、たとえ忙しくしていても自分が望んで忙しくしているのだから充実する。自分のペースで歩いているから疲れにくい。仮に疲れたとしても、ペースダウンもできる。

ちょっとしたことで疲れやすい人は、じぶん速度に合わせた暮らし方を考え直してみるといい。

・大切な相手を大事にする余裕ができる

何かに振り回されている限り、大事な人と向き合う時間と心の余裕はすり減ってしまう。

大事な相手を大切にできてこそ、生活も仕事も上手く行くと思う。自分の速度で生きていれば、大切な人と過ごす時間をつくれる。それができると潤って、生活も仕事もいい循環ができる。

じぶん速度を保つことでできるのは、この5つだと感じた。生活から仕事、人間関係まで一気にじぶん速度に調整し直すことは難しいかもしれない。それでも試しに、じぶんの苦にならないペースに何かを合わせてみてほしい。

そこからすこしずつ、自分のペースで暮らせる環境を整えていけば段階を踏んでじぶん速度で暮らせるようになるはずだ。