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クリエイターのルーティーンと創作の衝動

こんにちは。2、3年後に開業する臨床心理士のarisanです。
※この記事は雑談です。

noteを書き始めて3ヶ月が経ちました。
毎日投稿する人をすごいなと思いつつ、
自分は月2回くらいのペースで書ければいいなと思っています。

noteを始めて3か月経った今、直面している書けない問題

noteを初めてからずっと「絶対書こう」と決めているテーマがあります。
結構、私の事業の中核に関わるテーマなのですが、かれこれ3ヶ月ほど書けません。

「さあ!今日こそ」と投稿ページを開くのですが、書き出すと妙に説明じみてきて、最初に書こうと思ったときの閃きや、イキイキとした気持ちがフェードアウトしてしまうので、書くのを止めてしまいます。

書こうとして書けない、書かない状態が続くと、
自分が怠け者なのではないか、信念がぶれてるのでは?という疑いが出てきます。

「天才たちの日課 女性編」に学ぶクリエイターのルーティーン

そんなときに「天才たちの日課 女性編」を読んでいて印象に残ったのが、この文章です。

小説を書きたいという思いに火がついて、また書き始めています。

…中略…

あなたは子どもの頃にマタンザス川に言ってガマアンコウを釣ったことがあるでしょうか。
ガマアンコウは大きな魚にのみこまれると、その胃を食い破って逃げ出すのです。
書きたいという思いはそれに似ています

とにかく書かなくてはいけない。
いずれにせよ、それは内側から私を食い破ってでも出てくるでしょうが。                   
ゾラ・ニール・ハーストン(1891-1960)

天才たちの日課 女性編 自由な彼女たちの必ずしも自由でない日常
メイソン・カリー著 フィルムアート社

私の中の書きたい気持ちは大きな魚に飲み込まれてる。

私の伝えたい気持ちが本当ならば、ガマアンコウのようにその胃を食い破ってでも出てきたくなるはず。

そう思うと、焦りとか、誰かに置いて行かれるみたいな気持ちはスーッと落ち着いていくような気がします。

クリエイターには2つのタイプがある。その違いとは?

この本は、小説家や画家など偉業を成し遂げた「天才たち」が実際にはどんな日常を送っていたかが描かれています。

この本を読んでみるとクリエイターには2つのタイプがいるのかなと思います。

①ストイックに毎日創造するタイプ
②創作の衝動に乗って創造するタイプ

ストイックに毎日創造タイプ

自分の創作にとって最高な状態を作り出すために、食事や睡眠、社交や散歩などのスケジュールを完璧に配置した日課をストイックに守り、継続している人。

この本に出てくる文筆家の多くが、午前中(朝10時から13時まで)を執筆の時間と決めて、誰かからの電話や来客のない状態を(家族や周囲の人の協力を経て)作り出し、それを毎日繰り返す、いわゆるルーティーンがある人たちでした。

草間彌生を始め多くの天才がこのタイプです。

衝動に乗って時々創造タイプ

もう一つのパターンは毎日書くとは決めずに、自分が書きたいと思ったときに一気に仕事をする人。

このタイプの人たちは、毎日決まった時間に机に向かうことをせずに(というか、ほとんどの場合それができずに)、自分の創作の衝動が突如湧き上がるそのタイミングを逃すことなく捕まえて作品を一気に書き上げていました。

有名な画家のフリーダ・カーロや先ほどの引用文の彼女などがそうです。

共通点:諦めずに創作の動機に意識とエネルギーを向け続けること

両者に共通しているのは、

状態として「書く、書かない」の違いはあるものの、常に創作に意識とエネルギーを向け続けている状態でいること
まるで仕事が前に進んでいるように見えず、落ち込みそうになるときも決して諦めないことです。

普段、私が仕事で会っている才能溢れる学生達にも、
目標を定めたら締め切りまで逆算して毎日コツコツ目標に向けて確実に作業する人もいれば、
どうしても作業できない日は昼夜逆転で誰にも会わなくなるけれども、ここぞというときに爆発的なパワーを出して課題に取り組む人もいます。

後者の場合、大抵は規則正しく生活できない自分を恥じていることが多いです。
でも、提出された作品や課題は高い評価を受けることも少なくありません。

大事なことだからこそ、なかなか言葉にならないってこともありますよね。

私のガマアンコウが私を食い破って出てくる日を楽しみに、そのテーマについて想いを馳せてみることにします。

そのときは読んでいただける方に「ああ、これがそのテーマなのね。なるほど想いがこもってるわ」と感じていただけるような文章になればいいなと思います。

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